70代男性、右上5。隣接面および歯根面カリエス。
これは2番目の画像のムシ歯の穴の中からすくい取ったムシ歯菌?の顕微鏡の動画です。
画像をクリックしてください。
こういう蠢いているぎっしり詰まった細菌の動画を見ると、ドキッとしますので、
や、やっぱりムシ歯は細菌が原因だよね、、!と思いがちですがそういうわけではないのです。
たまたま、住みやすい窪みに住んでいるだけです。
もちろん細菌がムシ歯に関与していないわけではありませんが、「虫歯の電気化学説」によれば細菌がいなくてもムシ歯はできる可能性があります。
ムシ歯菌?はあまり奥の方にはいません。好気性の細菌だからでしょう。
歯医者でさえ単純にムシ歯はムシ歯菌が出す酸で歯が溶けたものと思っていますが、
じつはちがうのです。もっと電気化学的なメカニズムがあるのです。
http://www.yoshizaki-mekki.co.jp/eigyou/aen/zn.html
詳しくはこちらを遡ってご覧ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/?ctgy=23
・・・少しずつムシ歯を取っていきます。白いのはバイオフィルム(細菌の固まり)で、茶色はいわゆるムシ歯で軟化象牙質です。この部分には細菌はいないのですが、かなり深いところまでぶよぶよになります。こんな深いところまでせいぜいpH4の酸で歯が溶けますかね?なんかヘンじゃないですか?
実験してみるとpH3の酸性水に1ヶ月浸けても歯は溶けません。
ほとんどの歯医者は自分で歯を溶かす実験をしたことがないのです。自分でやってみると愕然としますよ。
歯は弱酸では溶けません。