とうとう70年代から遡って50年代シリーズです。
でも1950年代はあまりたくさんは持っていません。
この頃は家電製品は超贅沢品だったので、元々玉数が少ないのです。
これは1954年(昭和29年)製の東通工KKのテープコーダP-3。
Pというのはポータブルということらしいのですが、
全然ポータブルではないです。13kg?
とりあえず、クロコのスーツケース風です。
なんと、電源が入り、動作します。
付属のマイクロフォンがおしゃれです。
東通工KKというのは東京通信工業株式会社の略で、
現在のSONYのことです。
操業当初の製品はこのようなテープレコーダが主流だったようです。
テープ式の録音機はドイツで開発されたという話を聞いたことがあります。
それを普及させたのが東通工なんですね。
創業者の一人盛田昭夫さんは海軍の技術士官だったそうですから、
ドイツの最新技術にも触れる機会があったのかもしれませんね(想像)。
普及といっても、当時の値段で7万5千円とかだそうで、
今の価格では100万円を超えるものかと思われます。
エンブレムは最後の画像です。
なんだかパッとしませんね^^;