この続きです。
http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201211120000/
注文していたマイクロフォンカプセル、松下(現パナソニック:松下が落ちぶれたのは名前を変えたのが原因とか言っている人がいました。ある意味僕もそう思います)製のWM-61Aが届いたので、
ECM-99のカプセルと交換してみました。
http://akizukidenshi.com/download/WM-61A.pdf
秋月電子から買ったら添付されているデータシートには簡単な回路図が描いてあります。
FETなのでしょうが、OPアンプ風の増幅器として描いてあります。
このままブラックボックスとして取り扱うしかないようです。
推奨回路は負荷抵抗+Cにより出力しますが、
ECM-99にはせっかく出力トランスが付いていますので、
これをそのまま利用することにします。
交換した結果は上々、、S/Nがものすごく良くなりました。
WM-61Aはオリジナルカプセルと比べると形状はものすごく小さいのですが、
S/Nは良いし、感度も良くなっているように思います。
これが40年の進歩と言うものでしょうか?
実際にやってみたい人も多いかと思って、
回路図をアップしておきます。
オリジナルがこれ、
改造後がこれ、FETとオリジナルカプセルを取り除き、
代わりにWM-61Aを移植しますが、
注意点はWM-61Aのアウトプットを本体のグランド(黒リード)に、
WM-61Aのグランドは本体の入力(赤リード)に接続します。
±逆に見えるのは、オリジナルは電池のプラスがグランドになっているからです。
改造前がこれ、ボロボロになっているスポンジは取り除きました。
マイクカプセルとFETを取り除いて、WM-61AのOUTPUTに黒リードを2cm位に切ってハンダ付けして、本体のグランド(カプセル取りつけ台)にハンダ付けします。
新しいスポンジを適当にトリミングして、後ろにはさみこんで本体の赤リードを手前に引き出し、WM-61AのGROUNDにハンダ付けします。
電池は手持ちのCR2032(リチウム電池3V)を1個使いました。10V以下なら3個直列までOKです。
電池のプラスは本体のグランドに、電池のマイナスはトランスの黄色のリードにハンダ付けします。
これでOK、一発動作しました。
40年前のステレオマイクが現代に蘇りました。
(R SONY L) と書いてあるエンブレムはまだ貼り付けていません。