僕はヘッドフォン派ではないのですが、
昔の物ばかり3台所有していて、
大きな音で聴くのがはばかられるときには使っています。
今日はデジタル・デンスケ SONY TCD-D10 PROIIのヘッドフォン端子で、オケの生録で試聴しました。
高分解能イヤフォンの
ゼンハイザーIE-4との比較。
左端から60年代のデザイン、SONY DR-4M 密閉型。
インピーダンスは8Ωと低めなので電流容量の少ないOPアンプで駆動するのは難しいかもしれません。
コードが絹巻き線で高級感というかレトロ感が漂っています。
音は明快でやや狭帯域感があり、特に低音は出ない。
中央は70年代のPIONEER SE-305
中高生のときはこれの
同系のものを使っていましたので懐かしい。
町中に朝日ビルというのがあり、その4階にオーディオ専門店があって、高校の帰りに日参していました。
そこで買ったのはヘッドホンの他には
HITACHI KS-3000Wというステレオラジオ。
モノラル録音からステレオ録音に移行した、要するにオーディオに興味を持ち始めた時期です。
そのビルの2階にはちゃんぽん屋さんがあって、豚骨ベースの濃厚なスープの匂いが漂っていました。
これも8Ωですが、感度はDR-4Mより低い。
ややピーク感は感じられるが、悪くない。
右端は80年代のYAMAHA YHD-1 マリオ・ベリーニのデザインによる折りたたみ式。
インピーダンスは125Ωと高めで、ミニステレオジャックが標準でコードも細く、
現代の物とあまり変わらないデザイン。
オルソダイナミックと称する反発磁界中で同心円状ボイスコイルが振動する。
音は自然感があり、特に低音域はスピーカーでの聴感に似ている。
ただffで音がつぶれるのが惜しい、
アンプがサチっているのかもしれません。
分解能は良くないが、聴き疲れしませんので、稼働頻度は高い。