30代男性、右上5、時々痛い
痛みが出ていれば、不可逆性の歯髄炎と言って、通常の歯科治療では神経を取って冠を被せるということになるが、実はその必要性はない。歯髄炎は化膿性歯髄炎でも治る。
前のブログの管理人の不手際で全ての臨床系と4年分の記事を失ってしまったのだが、数千記事を復旧することは不可能だ。
要所だけでも復旧しようと思うが、それとて限られた人生では不可能だ。
とりあえず、数を稼ぐのは無理なので、解説を充実させて記事をアップすることに努めたい。
ここで取り上げる症例は通常では有り得ない治療法なので、他院でやってくれと言ってもやってくれないと思う。記事や画像を見ても何のことか理解できないからだ。
もし理解できる歯科医師がいらっしゃるのなら真似してみてください。いろんなことが解るはずだ。現代歯科医学にはエビデンスというものがないという致命的な欠陥があること。そこにあるのは単に世界中の歯医者が患者の歯を喰い物にする方法論があるというだけだということが。
ここで重要なのは「虫歯の電気化学説」で、その理論的根拠は歯質(ハイドロキシアパタイト)は水素イオン伝導性セラミックスで他の金属等の間に自然電位(イオン化傾向)を持つということだ。
このことも現在の歯科医学では全く知られていない。
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/200910290000/
痛みが出ていても抗菌剤+α-TCPセメントで歯髄をカバーして、CRで緊密に充填できれば瞬時に症状は消える。この症例ではストリップスは使っていない。使わない方が気泡が入らず緊密充填が可能だ。
どうやってするのか考えてみてほしい。考えつけばそれは可能だからだ。
では時系列でどうぞ