カテゴリ:オーディオ
究極の、と言いながら、だんだん理想から離れていく。
特にこの保護回路はチャンネル数が4つもあって、BTL出力は8つもあるのでどうするか困った。 BTL出力は片方だけでも切り離せばスピーカーには電流は流れないのだが、何が起こるか分からないので、出力端は両切りで考えている。 最初は専用ICのμPC1237HAを使って、面倒なら市販の基盤を購入すれば良いと思っていたが、2チャンネルの普通のステレオアンプが想定されていて、アンプが8台もあると基盤が4台も必要になる。 究極というのは音の良さは当然ながら、誰にでも気軽に(?)HS-400をマルチアンプドライブで鳴らして欲しいという考えから究極の作りやすさとコストダウンを図ったいう意味もある。 この保護回路は部品点数の少なさとコストダウンの点から金田式を借用させていただき、専用のリレードライバーICで4つのリレーを駆動することにした。 発展形として、BTL出力の片側だけをON/OFFすることにして、リレーは2回路入りなので、接点をパラレル接続すれば接触抵抗を1/4に減らせる。こちらの方が作業も簡単なので採用するかもしれない。 ま、はっきり言ってLM3886Tは保護回路満載のパワーICなので、外部保護回路は不要、と割り切っても良いと思う。 前回の回路図を修正して実際に使った部品定数を記入した。 トランジスターは往年の名器2SC1775AE/2SA872AE銅リードを使ったが、たまたま手に届くところにあっただけで、コンプリメンタリーである必要もなく小信号用トランジスターならなんでも良いと思う。 NANDゲートICはTC4011BPの手持ちを使っただけだ。メーカーにはこだわらない。 この回路は40年以上前から使われているが、よく考えられていると思う。さすがに金田先生、無駄のない回路だ。 リレードライバー(TD62083AF)と2CH/24Vパワーリレー(942H-2C-24DS)は秋月電子で安く入手できる。 その他の部品も厳密である必要はなく、手持ちのものから選んだ。 使い方だが、リセットボタンは省略しているので、保護回路が働いたら電源をOFFにして問題を解消した上、再度ONにすれば復帰する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/10/17 07:05:40 PM
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