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結局、朝方の4時半までかかってやっと修理というより、改造か新製に近いものになって動くようになった。始めたのが夜の8時過ぎだったのだが8時間もかかった。それというのも、診療室と作業ルームのあるソーラーハウスを何度も往復することになったからだ。
ここのつづきで https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202112300001/ https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202112310000/ マイコンとか使っているが、全くのこけ脅しでそんなものは必要ない。必要だとしてもゲートICが2、3個か、といったところだ。 今回も生きている昇降機能部分はそのまま使って、起き寝回路だけを新たに作った。入力のフォト・カプラーPS2502-4の出力をリレードライバーに使っているトランジスター・アレイμPA2004Cに直接入力してもよかったのだが、位相が逆なのでインバーターIC74HC04をかませた。既設の74HC08の上に亀の子配置している。 起き寝用の油圧制御用の電磁弁はパワーリレーを介しているが、これだけではそれら2つの制御しかできず、同時に油圧を送るポンプのON/OFFはできない。そこで余っているトランジスタアレイとこれも余っている抵抗アレイの一部を利用して、ポンプ制御用のパワーリレーをON/OFFするリレードライバーとした。 これが最終回路 基板をセットして 動かしてみた。起き寝ができる。これで1カ月放置していた2番ユニットが復活した。 最近の診療椅子は安くなってきているがそれでも2〜300万かかる。しかもどうしようもない手抜きで見ると愕然とする。全くお話にならない。壊れても修理すら困難だろう。電子基板は壊れたら基板毎交換だろうが、部品の保有期間が過ぎたら修理不能だ。7年が法定保有期間だ。それ以後は買い替えということになる。最近の基板はパーツの一体化が進んでいるので、基板の修理はできないと思って良い。修理や改造より手間のかかるな完全新造が必要になる。この点30年前の機械の方が融通が効く。電磁弁などの機構部品は◯ノタロウで買えるし。 ま、このまま僕の引退まで治療椅子は壊れたら修理でつないでいくことになるだろう。 もちろん誰にでもできるわけではない。子供の頃から電子が目に見えるくらいに電子回路に浸っていないと無理だろう。電子回路のリバースエンジニアリングや新規設計はもう廃れつつある技術だ。基板はパソコン内でソフトウエアだけで作る時代になっている。もう現役のエンジニアでもこんなことができる人は少なくなっていると思う。人類の未来は暗い。ナウシカの世界になる。失われた技術をわけも分からず使うだけということだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/01/02 09:37:46 PM
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