カテゴリ:虫歯の電気化学説
前回のつづき
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201210000/ ここで虫歯の成因は2つしかないという話をしました。 https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202201190000/ 1、水素イオンの存在。つまり酸性環境に歯があること 2、歯の内外に何らかの起電力が存在すること この2つの要件を同時に満たすことだけとなる。どちらか一方だけでは虫歯にはならない。 酸性環境が必要な理由は酸に歯が溶けるということではなく、歯には酸(水素イオン)が流れるということで、さらに歯に酸(水素イオン)を流すには起電力が必要だということだ。 歯から酸が通り抜ける時に歯のカルシウムから電子を奪って歯の結晶構造を壊すのが虫歯ということになる。 その起電力が隙間腐食の原因の酸素濃度勾配(隙間の奥は酸素が少ない、外部は酸素が多い)であり、歯が他の歯や金属間との間に生じる電位差(ガルバニック電流)というのもある。 という話は難し過ぎるのか、1日のアクセス数が3500から2000に下がった。誰も見てくれないw 起電力とか言われても、それ何?ってかw ま、隙間というのはどういうものか?簡単に言うと、咬合性外傷によるクラック(ヒビ)、詰め物・被せ物との間の不適合状態というものだ。 1次予防というものはこのクラックを防ぐこと。 2次予防というのは歯を削る歯科治療をしないこと。 これだけだ。 1次予防は誰もやっていないと思う。甘いものは避けようとか歯磨きを頑張ろうとかは言っていると思うが、それは本質的な予防法ではないということはもうお解りになっただろう。 2次予防は現実的には難しい。歯医者は歯を削ることで生活しているのだから。 予防法は気軽に歯医者にはいかないことだ。 僕には歯医者に行く度胸はないw 咬合性外傷というものは非常に多岐に渡るのだが、簡単に言うと歯にダメージを与えるような行為・癖のことだ。 無意識に行っている就眠時の歯ぎしり、食いしばり、嚙み鳴らしの他に、起きている時に無意識にやっている噛み締め、歯ぎしり、嚙み鳴らしもある。 食生活というのも当然あって、歯にダメージを与えるものは飴玉や氷を噛み割る、硬い煎餅が大好き、ガムをいつも噛んでいる、スルメやジャーキーの類が大好き、ナッツ類も大好き、ホルモンや硬い肉をよく食べる、思いつくままに書き並べてみてもたくさんある。 甘いものや酢の物、柑橘系、炭酸飲料、ポカリなど(クエン酸)をよく摂るというのはクラック等の隙間ができた後での虫歯を助長するということになる。 今日は咬合性外傷の代表例、「歯ぎしり」による虫歯の例。咬合面はフラットにすり減っているのが特徴。 これはあちこちに引用している僕の長女の画像だ。 小さい頃からよく歯ぎしりをしていた。 よく考えてみると、最初の子どもだったためか、親の期待が大きく過大なストレスを与えていたのかもしれない。遅い時間の飲食はあったが、仕上げ磨きもしていたので、なんで?!とショックだった。他の子達は歯ぎしりもしていませんでしたw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/01/24 12:42:43 AM
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