40代女性、左下6、Per、治療途中
前回のつづき
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202205220000/
治療途中と言っても、全く先が見えない。これは術者も患者も同じなのだ。この症例を担当した歯科医師も絶望的な気持ちで対処していたと思う。数ヶ月間一所懸命やっても治る見込みが全く立たない。
これは治療法に、否、歯科治療のコンセプトそのものに致命的な欠陥があることを示している。
抗生剤もなかった100年前の治療法を無批判に墨守しているということだ。
何とも恐ろしいことだ。
100年前もそうだが、このまま治らなかったら抜歯だ。抜歯してしまえば治る。しかし、何のために絶望的な保存治療をやっているのだろうか?
僕は近未来の歯科軍医だったのでその場での保存治療法はマスターしているが、太平洋戦争当時の歯科軍医は抜歯しまくっていたそうだ。戦地でちょっとでも兵隊が歯が痛いとも言えば、抜歯するしかなっかったという。とりあえず抜けば痛みは取れて前線に復帰できるからだ。
今日は左下6の18回もの根管治療途中の歯を1回で終わる画像なので、これを見ている歯科医師の皆さんは是非真似をして欲しい。α-TCP+3◯IXを使えば、絶望から逃れることができる。信じられないかもしれないが、これは事実だ。
ま、絶望的に儲からないがw
では時系列でどうぞ
つづく