カテゴリ:今日の充填治療シリーズ
前回のつづき、当時20代男性、上顎左右7、歯冠崩壊、自発痛+
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202207040000/ 今日は上顎左右7の再建の画像だ。歯髄は生きているのか死んでいるのか、実はそんなことはどうでも良い。 歯髄に感染していなければ問題はない。歯学部に通ったことのある人間なら乾酪壊死という言葉を聞いたことがあるだろう。3◯IXがある現在、それを実現することができる。 軟化象牙質は除去する。少なくとも接着マージン部分は新鮮歯質を確保しないとダイレクトボンディング材が効かない。内部は露髄していようがしていまいが、α-TCPセメントでカバーすれば良い。根管治療など歯を壊してしまうだけの愚かなことはする必要はない。根管治療と称する西洋歯科治療はできもしない理想を追求しているドン・キホーテということだ。 後はCRで歯冠を再建するだけだ。ここにはそれなりのテクニックが必要で、できるようになるには厳しい修行が必要となる。技工士にやらせれば良いとかマシン(3Dスキャナー、CAD/CAM)を導入すればいいや、、と思っている歯科医師には永久にできない。型取りして口腔外で作ることはできないからだ。 信じられないかもしれないが、これで12年もっている。従来の歯科医療がなんだったのか?あまりにも寂しくないだろうか? では時系列でどうぞ 右側7から ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 左側7 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 次回は13年後のbefore/after だ。 つづく
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2022/07/06 02:17:46 PM
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