カテゴリ:今日の諦めよっかな〜、、wシリーズ
スプラッタ系!閲覧注意!
なぜ、通常の歯科医師は絶対アップすることはない外科系のしかも成功率の低い症例をわざわざアップするのかというと、歯科医療の現実を見て欲しいからだ。成功した症例などいくら見ても患者側からしたら、本当はどうなのよ?と思うだろう。 僕のこれらの画像をアップする意図は神経を取るとこんなことになるのだから、安易に神経を取るなど絶対にしてはならないということだ。 ここの記事で歯科医師向けに神経を取らないためにはどうするのか、という理論とノウハウを全面公開している。これからの厳しい時代を生き残ろうと思えば、記事を全部読んで欲しい。 全部の記事というのはオーディオ系と環境系を含む全ての記事で歯科関連だけではない。全部が繋がっている。僕が既存の歯科医学を超えているのは僕が若い頃1976年にHS-400というとてつもないHITACHIのスピーカーに出会ったからで、それと格闘すること数十年。随分進歩した。それに比べれば歯科医学など200年も全く進化していないゴミのようなものだ。HS-400を世に送り出してくださいった河村信一郎先生には心から感謝申し上げる。先生が目指していた理想のスピーカを実現したい。それが僕の望みだ。 40代女性、右下6、歯冠破折 前回のつづき https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202502060000/ 今日は抜歯するまでの予定。 はっきり言って、抜歯に手こずった。以下数枚の写真だが1時間以上もかかっている。 脱臼しているのに歯根が抜歯窩でくるくる回るだけで抜けない。無理に抜こうとすると、ヘーベルで歯根膜は傷つくし、歯根が折れるかもしれない。抜歯だけで終わるならまだしも、再建して再植もしないといけないとなると絶望的な気分になる。 抜けない理由は神経を取ったばかりに細菌感染して根尖付近に慢性的な炎症が起こり、セメント質が肥厚し歯根が末広り状態になっていたからだ。これでは抜けるはずがない。歯が抜けるのは歯根が先細りになっているからで、いざとなったら身体が歯を自然に排除するために進化したものだと思われる。こうでなければ、その種は絶滅する可能性が高い。 少なくとも江戸時代にこのような状態になったら死亡することもあったと思う。 ・・何度も「あっきらめよっかな〜。。」と心の中で呟きながらの処置だったが、思わず口から出ていたかもしれない。「でも諦めてどうなる!、、」と思いながらの処置だ。抜歯途中で中止することもできず。 こんな時、少なくはない歯科医師は抜けない歯に遭遇するとトイレに入り泣くしかないという。僕にはまだそのような経験はないが。 閲覧注意!! ![]() 舌側半は簡単に抜けた。歯根が矮小根で先細りだったからだ。 ![]() 頬側半はびくともしなかったので、分割した。 ![]() 拡大 ![]() 近心根は通常2根になっていることが多いが、幸い1根だったのでさらに分割する必要はないと喜んだが、抜けない。押しても引いてもこれ以上はダメだ、抜けない。 ![]() 近心根は抜けたが、歯根も抜歯窩の歯槽骨もぼろぼろ、生着するには歯根膜の組織がある程度残っている必要があるが、抜歯時にほとんど剥がれてしまった。 ![]() 遠心根も同じで抜く時に損傷が酷かった。 ![]() 左から口蓋半、近心根、遠心根だが、近心根と遠心根は末広がり(アンダーカット)になっているのがわかるかもしれない。遠心根の根尖は吸収が進んで平になっている。これも慢性炎症の結果だ。 ![]() つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025/02/08 04:52:46 PM
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