これに視点を置いた症例をしばらくアップしてみようと思う。
異種金属接触腐食とは2種類のイオン化傾向の異なる金属間に電位差が生じるとイオン化傾向が大きい方の金属が溶けるということを指している。
まだ一般には知られていないのだが、虫歯も基本的にはこれだ。
これを「
虫歯の電気化学説」と呼ぶ。
http://www.yoshizaki-mekki.co.jp/eigyou/aen/zn.html
歯の象牙質とエナメル質では象牙質の方が
イオン化傾向が高い。
だから
エナメル質より象牙質の方が虫歯になりやすい。
また
歯には電子ではなく水素イオンが流れる。
このことから歯質が酸性環境(水素イオンが多い環境)にあり、歯の内外にイオン化傾向等の電位差が生じれば虫歯になる。
従来の歯が酸で溶けたものが虫歯という説明では、
なぜエナメル質が溶けずに内部の象牙質だけが溶けるのか合理的な説明ができない。
歯科医学では象牙質はエナメル質より
柔らかいので象牙質が
溶けると思われているが、柔らかいというのと溶けやすいというのは別個の概念なので、そもそも同一視することはできないはずだ。
#詳しくは
こちら参照
これも前の方の左上7、27歳イケメン会社員、歯を食いしばって筋トレ中。
前回は反対側の噛み合わせが食いしばり過ぎて虫歯になってしまったが、噛み合わせの咬頭も虫歯に虫歯になってしまった。とんがった咬頭が虫歯になるのか?一番強いところだろう?と思われるかもしれませんが、発生学的にはエナメル質を作るエナメルが細胞が疎になりやすいので、エナメル質の結晶も疎になりやすい。時々見かける。
では時系列でどうぞ