40代男性、右下8、インレー2次カリエス、温痛+
閉所恐怖症の方は自分ではどうにもならない閉鎖空間に閉じ込められるとパニック症状を起こす方で、CTとかMRI検査とかで問題になるらしい。飛行機や新幹線なども途中で降りられない閉鎖空間なので厳しい。ちなみに車の運転は大丈夫らしい。苦しくなったら自分で車を止めて外に出られるからか?
歯科治療の診療台に座るなり横になるなりするとパニックになるので、ご本人がおっしゃるには15分毎にうがいしたり休憩が必要ということだ。歯科治療も途中で止めることはできず、一区切り付くまでは動けないという閉所恐怖症の方には辛いものがある。
初診時には別件の治療があって15分はとっくに経過していたが、熱いものを食べると痛いということだったので、焦りまくってα-TCPで単純治療をしておいた。
1週間後の今日はCR充填治療で結構大きなインレーなので時間がかかりそう。途中で休めるかどうか分からない。患者というよりはこちらに大きなプレッシャーがかかり、血圧だか血糖値だかが爆上がりしそう。しかし流石に露髄したら、うがい休憩はしない方がいいだろう。感染するし。
インレーは簡単に外れた。内部は硫酸塩還元細菌の侵入があったようで硫化鉄で真っ黒になっていた。
ここでうがい休憩。
綺麗にして、うがい休憩。露髄はしていない様だった。
後は焦りまくってのCR充填。α-TCP+3MIX後の画像。途中経過画像は1枚だけだ。

焦りまくって15分でなんとか終わった。ふぅー、、