50代女性、右下6、ハイブリッドクラウン2次カリエス
前回のつづきとなります。
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202506140000/
6番の根尖も炎症があるようで、根尖付近が黒くなっている。歯根内が細菌感染しているようだ。
冠除去前、見た目は綺麗なのだが、内部はボロボロだ。歯科治療とは往々としてこのようなことになる。
切れ込みを入れて割る。
マージン付近は2次カリエスになっている。
歯根内部も黒くなっている部分がある。これは隙間があって細菌が生息していることを示している。
後ろのコアの内部は硫化鉄で真っ黒になっている。
メタルポストの内面も黒色の硫化鉄で覆われているので、セメントは脱離していて、その隙間に嫌気性の硫酸塩還元細菌が生息していたことが分かる。細菌が歯の内外を出入り自由だったということだ。
つづく