当時40代男性、咬合性外傷(常時食いしばって?嚙み鳴らして?いるのを普通でむしろいいことだと思い込んでいた)
臼歯部に多数のクラック、歯冠・歯根破折、2次カリエスが認められた。
今日はこの時のつづきで、コロナ騒動を挟んで4年後のお話です。とうとう左上7が壊れたというのと、別記事になるのだけれど右下7が腫れたという件で来院された。
今日の記事はこの時の抜歯・再植を参考にされるとよく分かると思う。
まずレントゲン写真では近心部分が壊れて虫歯になっている。
上のリンク記事の術後のレントゲン写真と見比べると問題範囲が分かると思う。
口蓋側
頬側面観。かなり壊れている。
神経(歯髄)が無くなった歯は神経がある歯よりも歯質が脆くなっているので、崩壊が早い。
補強連冠がなかったらとっくにバラバラになって崩壊していただろう。
神経がなくなると歯は枯れ木状態になるので長持ちしない。特に外傷性咬合があり微小クラックがたくさんあるといわゆる金属疲労現象で崩壊する。
なるべく歯髄は保存しないといけない理由だ。
これは前回再建した時の破片だが、今回はCR:ダイレクトボンディングで修復することにしたので使わない。
虫歯を除去して新鮮歯質を確保する。歯肉縁下だがフィニシングラインを明示する。
後はCRで充填していくだけだ。
トリミングして今回は部分修復で終わる。これで崩壊が止まるというわけではないが、先送りすることはできる。