60代男性、咬合性外傷による右上4歯牙破折、右上5、6クラック、痛くて噛めない。
必要以上に強すぎる咬合力がある。硬いものが好きとか、食いしばり傾向があるとかそういう方は50歳くらいになると神経を取られていない生活歯でも歯は割れるリスクは高まる。年齢が進むと共に歯は硬くなり柔軟性を失うからだ。
レントゲン写真では4番に外傷性咬合の所見の歯槽骨の垂直吸収が認められる。
後ろの5番にもクラックが見える。さらにその後ろの6番にもクラックがあり補強冠を入れている。
抜歯してみると割れている。
抜歯窩はあらかじめ3MIX+生理的食塩水で洗浄しておく。
小さい破折片からきれいにした。きれいにするとは接着面をタービンバーで軽く当たって新鮮面を出すということだ。ディンプルも形成する。
大きい方は根管にアンダーカットを付けスーパーボンドの食い付きをよくする。根先口も開拡しておく。
これはエッチングの様子。赤と緑の液を使い分けている。
エッチングが終わったら一挙に組み立てる。
根先口も塞ぐ。
用意ができたら抜歯窩に挿入・固定する。
連結固定
デュラシールで創面をカバーし、抗生剤投与3日。次回は補強連冠で右上456の歯列固定する。
つづく