高カリエスリスク症例0.3(糖質と虫歯の関係)
前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202403030000/「虫歯の電気化学説」では虫歯の成因は非常にシンプルで以下の2つの条件しかない。しかしこの2つの条件を同時に満たしていなければならない。1、酸性環境中(H+:水素イオン:プロトン)に歯牙が存在していること2、歯牙の内外に何らかの電位差が存在していることそこで、まず歯牙とは何か?ということだが、その主成分はハイドロキシアパタイト(HA)と呼ばれるカルシウム:Ca、リン酸:PO3、水酸基:OHからなる結晶構造を持つ物質で、骨もそうだが硬い無機質の物質で水素イオン:プロトン:H+の伝導性を持つ。工業分野では水素イオン伝導性セラミックスと呼ばれることもある物質だ。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/16002/このHAが水素イオン:H+の伝導性を持つということが1、2、の条件を満たす上で重要な要件で、だから歯は虫歯になるとも言える。こう考えれば逆に虫歯にならない条件は自ずから分かると思う。水素イオンが歯牙の周りになければ良いことになる。それが「重曹うがい」であり「重曹はみがき」で、水素イオンつまり酸を中和して水とCO2にしてくれる。こんな簡単で安価な虫歯予防法があるだろうか?ちょっと話が逸れてしまった。つづく