外傷性咬合のトラブル8.0(外傷性咬合による歯冠崩壊)
60代女性、右下6、外傷性の歯冠崩壊、Per、自発痛-ダンスが趣味で食いしばっている(たぶん)、歯並びが悪く犬歯誘導もない。そしてこれが最も問題なのだが、普段の咬合力が不必要に強い。しかもご本人は自覚がない。おにぎりを食べていたら欠けたとおっしゃるが、もっと以前から内部崩壊は始まっていたと思われる。レントゲン写真では補強冠は装着しているものの遠心CRからの2次カリエスというより歯冠崩壊が起こっている。この画像を見るだけでほとんどの歯科医師は抜歯しようかと考え込むと思う。Perの治療も困難だし、上手くいかずに抜歯せざるを得なくなり、評判を落とすかもしれない。あそこでは散々通わせた挙句、結局抜かれたと。こういうケースでも3MIX+α-TCP+CR再建でなんとかなる。歯髄も完全に壊死しているので腫れている。ポリープ状のフィステルだ。中身は無い根管口も2次象牙質で閉塞していて探せない。こういう時は3MIX+α-TCPで根管口を覆うだけでPerも治ることが多い。専門家程信じられないだろうが。ま、悪用は差し控えてください。これが伝説の根管治療法というか根管治療という概念すら超越してしまう治療法で、これさえ会得すれば一生生活に困らない。1次CR充填CRがもったいないのでルミコンで上底したw