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KINTYRE’S DIARY~旧館

CD購入記録~2007・1月より

CD購入記録(2007・1月より)


*アルバム名のあとに発表年が無いのは全て新譜。(買った年に発表した作品)*(左側はアーチスト名/右側はアルバム名)
♪2007・1月(11)
1.Laurence Elder/Surrounded(2006)
ジャズ・シンガーであるローレンス・エルダーのこのアルバムの曲は彼のオリジナルまたは共作曲で占められているが、1曲だけエルトン・ジョンの曲として有名な「ロケット・マン」が収録されている。全体的に夜の大人のムードを感じさせ、ボズ・スキャッグスにジャズ色を強い曲を歌わせたような雰囲気がここにはある。
2.Boney James/Body Language(1999)
スムース・ジャズ界のサックス奏者であるボニー・ジェイムスは、ケニー・Gのようなポップ性はないが流れるような一枚をここでは提供してくれる。SHAIのヴォーカル曲も含まれるなど、全体としてのメリハリもある落ち着いたムードの中で聴きたいアルバムだ。
3.Inger Marie/By Myself(2006)
ノルウェー出身のジャズ・ヴォーカリスト、インガー・マリエがポップスやロックのカバー曲とジャズのスタンダード曲を交えて作った。U2の「One」、ザ・ビートルズの「I Will」、ジェイムス・テイラーの「Don't Let Me Be Lonely Tonight」などを見事なアレンジでジャズ風に仕立てた。特に「I Will」は原曲にはない中間部でのアコギ・ソロを盛り込み、原曲のイメージを損ねる事無くジャズしている本アルバムでのベスト・トラックとも言える。落ち着いた雰囲気の夜にでも聴けばムード満点だ。
4.James Brown/Live At The Apollo 1995(1995)
昨年X'masの日に急逝したソウル界の帝王ことJBが残したライヴ盤。JBにはライヴ盤が幾つか残されていて、中でもNYアポロシアターでのライヴは若い時代のもあるがこれは1995年のライヴ盤。代表曲でもある「Please Please Please」「Get Up」「Living In Amrica」などを熱唱している様子が伝わってくるかのような素晴らしい一枚だ。
5.David T.Walker/Press On(1973)
ギタリストとしてセッション経験の豊富な彼が1973年に発売されたアルバムがCD化された。ハーヴィー・メイソン(ドラムス)やジョー・サンプル(キーボード)などを従えて、スティーヴィー・ワンダーやザ・ビートルズのカバーなどに挑戦している。曲によって彼の弾くギターの音色は違い、伴奏に忠実かと思えば大胆な解釈で演奏したりと表情の豊かなギタリストだ。
6.Archie James Cavanaugh/Black And White Raven(1980)
南アラスカのインディアンの末裔でもありジャケット写真やCDのライナーにもルーツの解説を入れるなど、自己のルーツへの誇りを持っている。しかし、サウンドはブルー・アイド・ソウルそのものであり、彼の唯一のアルバムであるがその熱い思いを込めて歌っている。全て自作曲で固められており決して有名なミュージシャンの支えは無いが、これはまさしくブルー・アイド・ソウルの隠れた名盤と言える。書物ではAORに分類されているが純粋なAOR色はここでは殆ど感じられない。
7.Niteflyte/Niteflyte(1979)
この時代を象徴するような、アーバン・ソウルとAORが融合したかのようなサウンドを構築した2人組のユニットである。この当時はクール・アンド・ザ・ギャングのように、ソウルやファンク色とAORをブレンドしたかのようなサウンドが流行っていた。ナイトフライトもその流れの中にあり、中でも「If You Want It」は象徴的な曲でありこのアルバムの看板曲である。お世辞にも誉められないイラストのジャケットも当時を象徴している。
8.The Brecker Bros./The Brecker Bros.(1975)
13日に白血病で亡くなったマイケル・ブレッカー(弟)が兄のランディと組んで「ブレッカー・ブラザーズ」名義で発表したデビュー作。既にこの頃からそのテクニックは恐るべしで、バックのデヴィッド・サンボーンもここではかすんでしまう程だ。1曲目の「Some Skunk Funk」を聴けばこの兄弟の主張が分かる素晴らしい曲だ。
9.深町純&ニューヨーク・オールスターズ/ライヴ(1978)
1978年9月17~19日にかけて後楽園ホールと郵便貯金ホールで開催された、深町純主催のニューヨークで活躍する超一流ジャズ・フュージョン系ミュージシャンを集めたライヴ盤。メンバーは深町純以下、ランディとマイケル(13日に白血病で死去!)のブレッカー・ブラザーズ、デヴィッド・サンボーン、マイク・マイニエリ、スタッフのリチャード・ティーとスティーヴ・ガッドの二人、スティーヴ・カーン、アンソニー・ジャクソンとよくぞここまでのメンバーを東京まで連れてきたなと感心した。
各人の個性が最大限に発揮された名演奏のオンパレードだが、返す返すもマイケル・ブレッカーの死は残念である。
10.Steps Ahead/Steps Ahead(1983)
マイケル・ブレッカー(13日に死去)、マイク・マイニエリ、エディ・ゴメス、ピーター・アースキンの四人で結成された。日本からのオファーで誕生したフュージョンの実力派グループで、やはりここではマイケル・ブレッカーのテナー・サックスが見どころである。サウンド的にはジャズの即興の要素も取り入れているのが特徴である。
11.The Brecker Brothers/Heavy Metal Be-Bop(1978)
惜しくも13日に白血病で亡くなったマイケル・ブレッカーが兄ランディとの「ザ・ブレッカー・ブラザーズ」時代に残したライヴ盤。1曲目はスタジオ録音だが1曲目からしてマイケルの壮絶なブロウが聴ける。2曲目からはライヴ録音であるがオーバーダブ処理はされているものの、全曲に渡ってマイケルとランディのプレイが聴けるだけでなくバックのメンバーの演奏も負けず劣らず熱いのだ。
こうした名演奏を聴いているとマイケル・ブレッカーの才能は凄いだけにその若い死は惜しまれる。
♪2007・2月(8)
12.Various Artists/2007 Grammy Nominees
グラミー賞候補曲を一枚のアルバムに纏めた恒例のコンピ物で、これ一枚で2006年の音楽界の傾向やヒット曲が網羅されている貴重な一枚。グラミー賞は既に授賞式は終わっているが、カントリー系女性バンドのディクシー・チックスが主要部門を獲得した。
13.Dave Koz/At The Movies
スムース・ジャズ界の貴公子でアルト・サックス奏者のデイヴ・コズの新作は、その名の通り新旧の映画音楽の名曲を取り上げた。デイヴの演奏だけを聴かせるだけではなく、豪華なゲスト・ヴォーカリストを呼んで共演しているのが特徴。バリー・マニロウ、アニタ・ベイカー、ヴァネッサ・ウィリアムズ、インディア・アリー、ドナ・サマーらに混じってクリス・ボッティとの共演も2曲。イージー・リスニングのような流麗なサウンドをじっくりと聴かせてくれる質の高いアルバムだ。
14.Eric Clapton/Will See You Smile(2枚組、海賊盤)
昨年の11月から12月に掛けて日本公演を各地で行ったエリック・クラプトンの、ツアー最終日である12月9日の日本武道館でのライヴの完全収録盤。ただし、このアルバムは海賊盤であり正規盤でなありません。音質や盤質や値段などのリスクを承知で管理人は購入していますが、本来は違法なCDなので購入ルートなどは各自が推察して下さい。音質は文句無いが多少こもり気味なのが気になる程度。
15.Thunderclap Newman/Hollywood Dream(1969)
ザ・フーのピート・タウンジェントがプロデュースを務めたサンダークラップ・ニューマン唯一のアルバムの再発盤。アンディ・ニューマンのピアノ、大部分の曲を書くスピーディー・キーンのドラムスとヴォーカル、当時16歳で天才ギタリストともてはやされたジミー・マッカローにクレジットこそないがピート・タウンジェントがベースとして加わっているそうだ。英国のトラッド風な要素を独特な解釈で発展させたかのような不思議なサウンドが特徴。ジミーは1975年にポール・マッカートニー率いるウィングスに加入したが、1978年の脱退後薬物過剰摂取で急死した。
16.David Pomeranz/On This Day(2001)
AOR全盛だった'80年代前半に活動していたシンガー・ソングライターのポメランツは密かにフィリピンなど東南アジアで人気を博していた。東南アジアを活動拠点に移してから発売されたアルバムを含めて3枚が紙ジャケットで再発売された。日本では未発売だったアルバムの初登場で彼らしいロマンチックな雰囲気の曲が全編に渡って堪能出来る。
17.Norah Jones/Not Too Late
ノラ・ジョーンズ待望の3年ぶり3枚目の新作。1,2作目とは基本的には同じだが、サウンド的には余裕とリラックスした感じを受けるが当初のジャズ色は薄らいできた。バンド・サウンドは最低限に抑え不足している部分は外部ミュージシャンで補うスタイルだ。落ち着いたよ夜に聴けば最高のBGMとなる。
18.Larry Carlton with Special Guest Robben Ford/Live In Tokyo
フュージョン・ギタリストとしての地位を築いているラリー・カールトンが旧友ロベン・フォードを連れてブルーノート東京で昨年9月に行ったライヴ盤。「フォープレイ」での活動では「静」のラリーであったが、ロベン・フォードとは思う存分「動」のプレイをブルース色を全面にだして弾いている。
19.Bruce Roberts/Bruce Roberts(1977)
シンガーソングライターのブルース・ロバーツがトム・ダウドのプロデュース(エリック・クラプトンのプロデュースもしている)で1977年に発表したAORアルバム。キャロル・ベイヤー・セイガーとのコンビで多くのヒット曲を手がけているが、ここでもメロディ・ラインの良さを遺憾なく発揮している。
♪2007・3月(7)
20.David Pomeranz/Born For You,His Best & More(1999)
'80年代初頭のAORブームの頃に日本でも活動していたデヴィッド・ポメランツがその後、東南アジアのフィリピンを活動拠点としてからのアルバム。1999年に発売されていたがこの度日本での発売が過去のアルバムを含めて決まった。全編彼らしい甘いバラードで埋められている。
21.Percy Faith And His Orchestra/Theme For The "In" Crowd(1966)
カナダ出身で主にアメリカで活躍しイージーリスニング界をリードしていた。彼のポップスセンス溢れるアレンジは斬新で、このアルバムでもザ・ビートルズの「悲しみをぶっとばせ」ではワルツ風にアレンジするなど見事にはまっている。このアルバムは「ジャケガイノススメ」と題された企画で映画の一場面風の当時を思わせるジャケットも秀逸だ。
22.The Police/Synchronicity(1983)
ロック史上に残る名曲と謳われている「見つめていたい」を収録したアルバム。この完璧なロック曲を出したばかりにポリスはこのアルバムを最後に事実上解散状態に入る。スティングはソロ転向後もこのアルバム収録曲からの曲をライヴで歌うなど、本人的にも思いでのアルバムなのだろう。
23.Soundtrack/Dreamgirls
映画「ドリームガールズ」のサントラ盤。モータウン女性コーラスグループを扱ったこの映画は、ジェニファー・ホリディやビヨンセの素晴らしいヴォーカルを堪能出来る。映画を観ていなくても純粋に一枚のアルバムとしても素晴らしい出来だ。
24.Electric Light Orchestra/Out Of The Blue(1977)
ジェフ・リン率いるE.L.O.は主に1970年代に活躍したバンドだ。ザ・ビートルズをアイドルと崇めるジェフ・リンはクラシックの要素と当時流行ったディスコ・サウンドを融合し独特のポップスを作り出した。そんななかでも最も勢いがあった1977年発売の一枚で、ボーナス・トラック付きの紙ジャケで再発されたのを機に購入した。ジェフ・リンはその後、G・ハリスンやP・マッカートニーのソロアルバムのプロデューサー、ザ・ビートルズの「アンソロジー」シリーズのプロデュースまで担当し念願を果たした。
25.James Brown/Live At The Apollo(1962)
故ジェームズ・ブラウンのアルバムが続々と再発されている、彼は音楽の殿堂的存在でもある「アポロ劇場」で数枚のライヴ盤を残しているが、これは1962年のライヴ盤で客席との近さによる熱気が伝わってくる。
26.Paul Brown & Friends/White Sand
スムーズ・ジャズのギタリストであるポール・ブラウンが豪華ゲストをバックに迎えたアルバム。アル・ジャロウ、ボニー・ジェイムス、ボビー・コールドウェル、デヴィッド・べノワなど幅広いジャンルから参加している。
♪2007・4月(5)
27.Tony Hatch & His Orchestra/The Tony Hatch Sound(1965)
英国ポピュラー音楽の作曲・編曲家にしてプロデューサーでもありオーケストラ・リーダーでもあトニー・リッチが1965年にボックス・セットの中の一組として発売されていたアルバムの初CD化である。これは「ジャケガイノススメ」シリーズの一環としてパーシー・フェイス楽団などのアルバムとともに発売された。「恋のダウンタウン」の作者でもありこの曲が大ヒットしていた頃に、彼のオリジナルをオーケストラ・サウンドで演奏収録した。
ポップなイージー・リスニングとして聴いているだけで明るく踊りだしたくなるようなアレンジは流石だ。
28.Keali'i Reichel/Ke'alaokamaile(2003)
ハワイアン・ポップスの第一人者でもあるケアリイ・レイシェルが2003年に発表したアルバム。日本のグループ「Begin」のカバー曲やベイビーフェース、スティングらのカバー曲とともにハワイの伝統音楽らが程よく一枚に凝縮されている。ハワイ音楽に共通の「波間を漂う」感じが味わえる一枚。
29.John Tropea/Tropea 10 The Time Is Right
NYの一流セッション・ギタリストのジョン・トロペイがアンソニー・ジャクソンやスティーヴ・ガッドやヒュー・マクラッケンらをゲストに迎えて日本だけでの発売(今後どうなるか分かりませんが当面は日本のみでの発売)となった豪華アルバム。アン・サリーのヴォーカルも2曲収録されている他は、フュージョン界最大の名曲「モーニング・ダンス」がいきなり1曲目として登場する。スティーヴ・ガッドの名演奏が聴けるポール・サイモンの「恋人と別れる50の方法」、「ララは愛の言葉」(アン・サリーがヴォーカル)など過去のヒット曲も収録されている。硬軟自在の各人の演奏やヴォーカル曲が絶妙のブレンドで成り立っているアルバムだ。
30.Peter Gallway/On The Bandstand(1978)
全体的にフォーク調のロックとAOR的な要素が混じり合ったようなサウンドと鼻についたヴォーカルが印象的だ。何故か元YMOの細野晴臣へ捧げた曲が6曲のボーナス曲のひとつとして収録されている。
31.Randy Vanwarmer/Songwriter Vol.2
ランディ・ヴァンウォーマーが死の前に書き溜めておいた未発表曲を集めた第2弾。1970年代半ばからのAORブームに乗って「アメリカン・モーニング」の大ヒットを飛ばしたが、AORブームの終焉と共にアルバム発表の間隔も長くなる。今回の第2弾には「大阪ナイト」なる曲も含まれている。全体的に彼らしいフォーク調の曲が多くこれらの曲が何故生前発表されなかったのか不思議だ。
♪2007・5月(4)
32.Percy Faith/My Love(1973)
パーシー・フェイス晩年の作品で、発表した1973年に大ヒットしたポール・マッカートニー&ウィングスの「マイ・ラヴ」をタイトルにした。他にはポール・サイモン、スティーヴィー・ワンダー、カーペンターズ、ヘレン・レディなどのヒット曲を取り上げる中で、最後にヴィヴァルディの「四季」をフィーチャーした「ビバ・ヴィヴァルディ」で締めるあたりに彼の意地?を感じる。ポップなアレンジをどの曲でも大胆に取り入れた上でストリングスを配する彼のサウンドはイージーリスニングの枠を超えていた。
33.Michael Brecker/Pilgrimage
マイケル・ブレッカーの遺作となったこの録音に際して集められたメンツはまさに彼の長いセッション生活で培った人脈のなかでも、大物ばかりの実力派ミュージシャンである。
ギターのパット・メセニーはグラミー賞の常連でマイケルのアルバムのプロデュースも担当した経緯があり、今回のアルバムでも4人のプロデューサーの一人として名を連ねている。ピアノはハービー・ハンコックとブラッド・メルドーの2人がこなす。ベースのジョン・パティトゥッチ、ドラムスのジャック・デジョネットもセッション経験豊富なミュージシャンで過去のマイケルとのセッション歴からマイケルを支えるに相応しい人物がここに揃った。
34.Jeff Lorber/He Had A Hat
トップ・プロデューサー、鍵盤奏者であるジェフ・ローバーの2年ぶりの作品。本作ではプロデュースをBobby Colombyに任せ、自らは鍵盤に集中。そして、豪華極まりないゲスト陣を惜しむ事無く全曲に起用し、彼の得意とするプログラミング・サウンドを極力避けた、まさにプレイヤーズ作品となっている。
ヴォーカル・チューンはエリック・ベネイ、ポーラ・コールを配し、サウンドもフュージョンから4ビート、ビッグ・バンドに至るまで多岐に渡っている。
ゲスト・ミュージシャンも豪華でランディ・ブレッカー、クリス・ボッティ、トム・スコット、カーク・ウェイラム、ヒューバート・ロウズ、ポール・ブラウン、ブライアン・ブロンバーグ、エイブ・ラボリエルJR(父は有名なベース奏者)などで彼の顔の広さが分かる。
35.Amy Holland/Amy Holland(1980)
マイケル・マクドナルド夫人である(今もかは不明)エイミー・ホランドが1980年に発表したアルバムが、フランスでCD化されAORファンを沸かせている。何故フランスで発売されて国内では発売されないかは不明だ。曲はポール・ブリス、マイケル・マクドナルド、ダン・フォーゲルバーグなどが提供し、バックにはやはりマイケル・マクドナルド、マイク・ポーカロ、ニック・デカロ、トム・スコットらが参加する。当時全盛だったAORサウンドがここでも展開される。
♪2007・6月(5)
36.Maureen Mcgovern/The Best Of Maureen Mcgovern(2005)
1970年代から活躍する女性シンガー、モーリン・マクガヴァンのベスト盤。彼女の代表曲でもある1973年作で映画「ポセイドン・アドヴェンチャー」主題歌の「Morning After」は全米1位を記録した大ヒットでアカデミー賞主題歌賞を授賞した。翌年の「We May Never Love Like This Again」も映画「タワーリング・インフェルノ」の主題歌であり、彼女の歌う姿が映画でも見られた。彼女の30年以上に渡るキャリアを総括するに相応しい一枚だ。
37.Bruce Springsteen With The Sessions Band/Live In Dublin(2枚組CD+1DVD)
2006年11月17~19日の3日間に渡るアイルランド・ダブリンでのライヴ盤。会場の熱気が伝わってくるかのような素晴らしい内容だが、収録曲の大半は最近のアルバムからだが中にはお馴染みの曲もあり楽しめる一枚だ。
38.Various Artists/Aloha Heaven Maile
昨年に続いて発売されたハワイアン音楽の企画盤。ケアリイ・レイシェル、ナレオ、ジェイク・シマブクロなどの曲が20曲も収録されている。暑い夏には最適のハワイアン音楽満載の一枚。
39.Traveling Wilburys/The Traveling Wilburys Collection
故ジョージ・ハリスンのレコーディングに集まったのがきっかけで結成されてスーパーバンド。バンドが残した2枚のアルバムと未発表曲、CD未収録曲などとともにDVDにはメンバーの録音模様やPVが収録されている。
40.Arista All Stars/Blue Montreux(1978)
1978年7月21日にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのアリスタ・オール・スターズによる歴史的セッションのライヴ盤。ウォーレン・バーンハート、マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、マイク・マイニエリ、スティーヴ・ジョーダンによる演奏はまさに歴史的演奏と言える。若く勢いのあった時代のマイケル・ブレッカーの演奏を聴くだけでも価値のある一枚だ。
♪2007・7月(5)
41.Paul McCartney/Memory Almost Full
ポールがスターバックス社が新たに立ち上げたレコード会社に移籍して作り上げた作品。前作「Chaos And Creation In The Backyard」のプロデューサーだったナイジェル・ゴドリッチから再びD・カーンと組んだ。前作は基本的にポールがほとんど全ての楽器を演奏していたが、ここではツアーメンバーを一部の曲で起用しているのも違いだ。サウンド的には前作と似て非なる部分もあるが、随所にポールらしさが出ている。聴きこんで行けば好きになれそうな気がする。
42.Steps Ahead/Magnetic(1986)
「ステップス・アヘッド」は元々は日本での企画として「ステップス」名義でマイケル・ブレッカー、ウォーレン・バーンハート、マイク・マイニエリらが組んだユニットだった。その後、全米でのアルバム発売に際し、同名グループが存在することから「アヘッド」を加えてグループ名とした。このアルバムは何故かCD化されていなかったが、今回「ジャズ・マスターピース1500」として待望のCD化となった。
43.Lee Ritenour/The Captain's Journey(1978)
リー・リトナー1978年の作品。デイヴ・グルーシンやスティーヴ・ガッドらをバックにリトナーのギターは、ジャケット同じく「海」を思い起こさせる。当時流行だったヴォーカル・ナンバーの収録に当たってはビル・チャンプリン(シカゴ)やパティ・オースティンらを起用している。ビル・チャンプリンは当時はこうしたゲスト出演が多く売れっ子だった。
44.David Sanborn/Voyeur(1981)
セッション・マンとして名の知れていたデヴィッド・サンボーンが発表したリーダー・アルバム。バックにはスティーヴ・ガッド、マーカス・ミラー、ラルフ・マクドナルド、トム・スコットらが支えている。パティ・オースティンのヴォーカルが収録されているのも当時の特徴だ。この後、サンボーンは続々と名盤を発表していくことになる。
45.The Claus Ogerman Orchestra/Gate OOf Dreams(1977)
クラウス・オガーマン率いるオーケストラの演奏にジョージ・ベンソン、ジョー・サンプル、デヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカーらのソロが加わるジャズとオーケストラが融合した独特のサウンド。
♪2007・8月(7)
46.Karla Bonoff/Wild Heart Of The Young(1982)
AORの歌姫カーラ・ボノフの1982年のアルバム。バックにジョー・ウォルシュ、ティモシー・B・シュミット、ドン・ヘンリーのイーグルス組みに加えてラス・カンケル、アンドリュー・ゴールド、J・D・サウザーらの西海岸を拠点とするアーティストらが固めて彼女のポップでキュートな歌声を支えている。
47.Sean & Robi/S&R
ショーン・ナアウアオとロビ・カハカラウの二人がコンビを組んで製作されたアルバム。ハワイアン・テイスト溢れるポップなナンバーや伝統音楽に混じって、ロバータ・フラックやケニー・ロジャースのカバーも収録されている。夏の晩に癒されたい気分の時に聴けばぴったりな一枚。
48.Fonda Feingold/Fonda Feingold(1979/1980)
ポール・デイヴィスなどとの交流があるAOR系シンガー・ソングライター、フォンダ・ファインゴールドが1979年に残したアルバムの再発盤。ボーナス・トラックには4曲の当時発売のEPがそのまま収録されている。アーバンな雰囲気のメロディ・ラインは秀逸だが、ヴォーカルにもう一つ特徴が欲しかった。
49.The Gabby Pahinui Hawaiian Band/The Gabby Pahinui Hawaiian Band Vol.1(1975)
このバンドはギャビー・パヒヌイによって集められた。ギャビーはスラック・ギター、スティール・ギターを操り、独特の節回しのヴォーカルとバックの演奏が一体となって一つのサウンドを紡ぎだす。バックには彼の息子たちに混じって、彼のサウンドを気に入ったライ・クーダーもマンドリンで参加している。大部分は1974年のハワイ録音だが、1975年のハリウッドでの録音も収録されていてこちらはニック・デカロのアレンジが効果的だ。ハワイの伝統音楽を色濃く反映した曲と演奏は30年以上も前のものだが今でも色褪せていない。
50.Robert Kraft/Retro Active(1982)
ラリー・カールトンをプロデューサーに迎えて製作されたAORアルバム。ジェフ・ポーカロ、エイブ・ラボリエル、マイケル・オマーティアンらをバックにした演奏はしっかりしているし、曲作りもメロウな曲とソウル色を感じさせる曲があったりと当時のAORを反映した作りとなっている。
51.Jorge Santana/Jorge Santana(1978)
カルロス・サンタナの弟ホルへ・サンタナが1978年に発表したアルバム。アルバムからは当時流行のAOR色も感じるが、そこにラテン風の味付けやソウル色やディスコの要素やフュージョン風のサウンドありと賑やかな一枚である。ピンクのパンティが印象的なジャケットだがCD化されたので購入した。
52.David Sanborn/Hideaway(1980)
サックス奏者のデヴィッド・サンボーンが1980年に発表したアルバム。数々のセッションを通して名声を高めてきたサンボーンが、ここでは様々な個性を発揮した演奏を聞かせてくれる。ファンキーな曲やソフトな曲も織り交ぜているのが特徴だ。バックにはスティーヴ・ガッド、マーカス・ミラー、デヴィッド・スピノザ、マイク・マイニエリ、ラルフ・マクドナルドらの東海岸を代表するミュージシャンらが固めている。
♪2007・9月(3)
53.Bob James/Urban Flamingo
最近では「フォープレイ」でのプレイが定着していたボブ・ジェイムズ久々のフュージョン・スタイルでのソロ・アルバム。フォープレイでの忙しいスケジュールの合間にソロ・アルバムを出しているが、最近では共演アルバムはあったがこうしたタイプのは暫くなかった。
2曲のヴォーカル・ナンバーは娘のヒラリーと、フォープレイのネイザン・イーストをフィーチャーしている。ゲスト・ミュージシャンには親交の厚いアール・クルーが参加している。
54.Carole King/Carole King Music(1972)
11月に来日コンサートがあるキャロル・キングが大ヒットアルバム「Tapestry」に続いて発表したアルバム。前作がまだヒット・チャートに残っている余韻の中での一枚で、サウンドは彼女らしいポップなセンスがぎっしりと詰まった一枚である。
55.Gary Ogan/Let Go The Heart(1982)
1972年のビル・ラムとの名義での瑞々しいフォークサウンド、1977年のソロ名義でのフォークを中心としたAORサウンドを展開していたゲイリー・オーガンのソロ名義のアルバム。フォーク色は薄れてロック色が強くなった反面、AOR色も薄れるというどっちとも言えないサウンドになってしまったのは残念。
♪2007・10月(7)
56.Annie Lennox/Songs Of Mass Destruction
アニー・レノックスのソロ4作目。収録曲全てを自らで手がけているが、彼女の曲はどれも歌詞もメロディ・ラインもしっかりとしているから安心して聴けるのは嬉しい。「シング」はマンデラ元南ア大統領が主宰するエイズ撲滅キャンペーンに協力するためのチャリティ・ソング。23組の女性アーティストが参加しているが、それらは全てアニー・レノックスが「自分の活動をしている人」を基準にしたそうだ。マドンナ、セリーヌ・ディオン、シャキーラ、マーサ・ウェインライト、フェイス・ヒル、グラディス・ナイトら豪華な顔ぶれである。
57.Night Shift/Full Moon
フランスのデュオ・グループのガエル・ベンヤミンとジェローム・ブーレが率いる「ナイトシフト」が発表したAORアルバム。フランス出身の二人が1970年代の西海岸風のサウンドを忠実になぞったドライブに最適な音楽だ。ジャケットもそうしたサウンドを想起させるなど徹底している。
58.Carole King/Rhymes And Reasons(1972)
久しぶりの来日を果たしたばかりのポップ・クィーン、キャロル・キングの1972年に発表されたアルバム。彼女のポップ・センス溢れるサウンドとバックを固めるフュージョン系の腕利きミュージシャンでもあるアーニー・ワッツ、デヴィッド・T・ウォーカー、ハーヴィー・メイソンらの演奏と見事に融合している。
59.Jack McMahon/Better Late(1982)
1970年代から1980年代に渡って西海岸のオレゴン州ポートランドを中心に活動していた。フォーク、カントリー、ポップスなどの要素を取り入れたAORシンガー。やはりこの地を中心に活動していたゲイリー・オーガンも制作に参加している。土地柄を反映してかおおらかで伸び伸びとしたサウンドが特徴だ。
60.Bruce Springsteen/Magic
最近はアメリカのフォーク系音楽に系統していたブルースが、久し振りにEストリート・バンドを従えて録音した一枚。1980年代の頃のような迸るエネルギーはないが、今の彼が出来る範囲で「ロック」している点に好感が持てる。
61.Mick Jagger/The Very Best Of Mick Jagger
ミック・ジャガーの「ソロ名義」での活動を総括したベスト・アルバム。サントラ盤のみでの発売やシングルのみでのリリース曲に混じって、ジョン・レノンのプロデュース曲が初めて陽の目をみるなど聴き応えのある収録曲がずらり17曲も並ぶ満腹の一枚。
62.Terence Boylan/Terence Boylan(1977)
AOR系のシンガーソングライターでもありプロデューサーとしても活動していた、テレンス・ボイランのソロ・アルバム。西海岸系のAORサウンド満開で、同時期にプロデュースを担当していたデイン・ドナヒューのアルバムと似たような傾向がある。バックにはドン・ヘンリー、ティモシー・B・シュミットのイーグルスのメンバーに、ドナルド・フェイゲンやスティーヴ・ルカサーらも加わっている豪華なメンバーのパフォーマンスも聴き応え充分だ。
♪2007・11月(11)
63.Eagles/Long Road Out Of Eden(2枚組)
復活したイーグルスがワールドツアー終了後に発表したスタジオ録音アルバム。20年以上の時を経て発表されたアルバムは、彼らのキャリアをなぞるかのようなサウンドが中心。そこには目新しさは感じないが、そうした点を批判する論評もあるが21世紀に彼らが2枚組みというボリュームで発表したことに意義があるのだ。
64.Soundtrack/Hairspray
ミュージカル映画のサントラ盤。映画はリメイクだが新人のニッキー・ブロンスキーを女装したジョン・トラヴォルタ、ミシェル・ファイファー、クイーン・ラティファら芸達者な俳優が支える。音楽はモータウン風ポップスナンバーが中心で、思わず踊りだしたくなるような楽しい曲が満載だ。
65.Larry Carlton/Mr.335 Live In Japan(1979)
ラリー・カールトンが1978年11月1日東京郵便貯金ホールで行ったライヴ盤。一度廃盤となっていたがこのたび再発された。ラリー・カールトンが「夜の彷徨」後に行った東京公演の熱い演奏を聴くことが出来る。最近ではロベン・フォードと昨年行った東京公演ライヴ盤が2月に出たばかりだ。ラリーのライヴ盤が立て続けにしかも東京での音源が発売されたのは嬉しい。
66.Aretha Franklin/Rare And Unreleased Recordings
「ソウルの女王」ことアレサ・フランクリンの長いキャリアの中から、主に1960年代のアトランティック時代のデモテイク、アウトテイク、シングルB面などの埋もれた曲を発掘した2枚組みのべ35曲とボリューム満点の企画だ。
67.Randy Edelman/If Love Is Real(1977)
今では映画音楽家として実績のあるランディ・エデルマンが1977年に発表したAORアルバム。ジェフ・ポーカロ、ナイジェル・オルソン、ディーン・パークスらがバックを固め、彼のヴォーカルは優しく甘く展開していく。バックのストリングスも良い味を付けている。
68.Gerard Kenny/made It Thru Thr Rain(1979)
AOR系のシンガーソングライターでピアノ奏者のジェラルド・ケニーが1979年に発表したアルバムの再発盤。ピアノマンらしい繊細なタッチのラヴソングに混じり、当時流行のディスコ・サウンドも大胆に取り入れたりとバラエティに富んでいる。
69.Led Zeppelin/Mothership(2枚組)
一夜限りの復活ライヴが予定されているZepの2枚組ベスト盤。Zepのベスト盤は他にもあるが、この2枚組はほぼ時系列で纏められている。ジャケットのイラストは如何にもZepを感じさせる。DX盤としてDVDで発売されたライヴ映像集のおまけが付いているが見応えがある。
70.Led Zeppelin/The Song Remains The Same(2枚組)
「狂熱のライヴ」としてLP時代に彼ら唯一の「公式ライヴ盤」としてMSGでの模様を収めていたが、今回はLP時代の未収録曲も含めて「完全盤」として拡大され発売された。但し、其々のテイクは数日分を繋ぎ合わせた上で一曲として収録されている。
71.The Police/Zenyatta Mondatta(1980)
<ロック界最強のトライアングルと称される「ポリス」の1980年のアルバム。「ドゥ・ドゥ・ドゥ・デ・ダダダ」「高校教師」などのシングル・ヒットを生み出した。
72.Frank Weber/...As The Time Flies(1978)
AOR系シンガーソングライターとしてピアノ・マンでもあるフランク・ウェバーの1978年のアルバム。AORが注目を浴びていた時代で、ピアノ・マンらしい優しさと優雅さを感じる曲調が多い。バックの演奏陣はかなりの豪華メンバーでNYを中心とする東海岸系のセッションマンで占められている。スタッフのリチャード・ティー、スティーヴ・ガッドに加えてデヴィッド・スピノザ、マイク・マイニエリ、ジョン・トロペイ、アンソニー・ジャクソン、ウィル・リーと腕利きの大物ミュージシャンの演奏を聴けるのもこのアルバムの魅力だ。
73.Workshy/Smile Again
ワークシャイの新譜。彼らの文字通りノンビリとした制作ペースでの発売だが、今回のサウンドもここ最近に見られるサウンドの特徴を踏襲している。かつてのような爽やかな青空を突き抜けるような曲は僅かなのは残念です。
♪2007・12月(3)
74.David Pomeranz/It's In Everyone Of Us(1975)
AOR系ソングライターのデヴィッド・ポメランツは21世紀になってからはフィリピンなど東南アジア地区で人気スターとして活躍している息の長い現役アーティストでもある。彼独特の甘くポップなサウンドは既にこの頃から出来上がっている。当時の多くのAORシンガー・ソングライターが、その後活動の場を失っていった中で彼だけは現役なのには頭が下がる思いだ。
75.Albert Hammond/Your World And My World(1981)
「風のララバイ」の邦題があるとおりジャケットの白い砂浜とそこの木からぶら下がるブランコ。夏をイメージした戦略でAOR的アプローチを意識したヴィジュアル面に対し、サウンド的にもそうした点が伺われるがポップでどこかほろ苦さを感じるのが特徴。彼はその後はソングライターとしても活動していたが、最近の活動歴は不明だ。
76.Mike Mainieri And Friends(1972)
ヴァイヴ奏者のマイク・マイニエリが仲間のミュージシャン達と気ままなセッション活動をしていた、1969年から1972年にかけてのスタジオでのセッションを収録したもの。現在は超一流のジャズ系ミュージシャンの演奏は当時は「ジャズ・ロック」と呼ばれていたが、現在のフュージョンの全ての原点はこの一枚にあると言っても過言ではない。発売当時は1100枚だけのプレスで、その後、1994年にCD化され今回の発売では1972年発売時の収録曲すべてをDisc1に、Disc2には1994年発売時のボーナス・トラックに更に今回2曲が加わってこのセッション全貌が明らかになった。
参加メンバーはマイク・マイニエリ、スティーヴ・ガッド、マイケル&ランディのブレッカー兄弟、デヴィッド・スピノザ、トニー・レヴィン(後にキング・クリムゾンに加入)、ヒュー・マクラッケン、ウォーレン・バーンハートら東海岸系の錚々たるメンバーが揃っている。これらのメンバーは後に「スタッフ」「ブレッカー・ブラザーズ」「ステップス(・アヘッド)」らのグループへと発展していく。


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