KINTYRE’S DIARY~旧館

2004/08/15(日)13:09

永田VSヒョードル~イノキボンバイエ2003を観た感想ダァッ!

スポーツ・格闘技(134)

大晦日に行われた格闘技の番組で、最もプロレス色が濃く反映されているのがこの大会だ。猪木がプロデュースを担当しているだけあって、新日本プロレスの選手が多く出ていた。 本来ならテレ朝で放送するべきだろうが、今回は日テレで神戸から中継された。各試合の見所や感想は↓に記した。 この大会は藤田、永田、安田の元I.W.G.P.王者が参戦するのも見所だ。 ■イノキボンバイエ ○レネ・ローゼ(KO,1R50秒)安田忠夫● 2年前に対戦して負けている安田は雪辱を果したい相手だ。開始直後に前に出たところでパンチを浴びた安田だった。少し怯んだ安田だが構わずに前に出て行って攻めていった。所がローゼに押し倒されて。マウント・ポジションを取られた安田は一方的にローゼのパンチを浴びて負けた。試合後も担架で運ばれてダメージは大きかった。 猪木負ければ自己破産のギミックを猪木に与えられたが、発奮材料とはならず惨めに負けた。観戦中の娘にいいところを見せられなかった。 ■イノキボンバイエ ○LYOTO(KO,2R1分01秒)リッチー・フランクリン● 猪木最後の愛弟子日伯混血のLYOTOの第三戦。こう着状態だった1Rとは変わって2Rになって、LYOTOの左のパンチがヒットして一気に畳み掛けたLYOTOのKO勝ち。 ■イノキボンバイエ ○エメリヤ・エンコ・アレキサンダー(ドクター・ストップ,2R4分27秒)アンジェロ・アロウ-ジョ● 2Rに入ってからアレキサンダーが上になっての密着戦は、細かいパンチをアロウージョに浴びせたアレキサンダーが、相手の大量出血によりドクター・ストップ。アロウージョは鼻の付け根を切って血が止まらなくなった。 ■イノキボンバイエ ~藤波引退試合~ 引退を表明した新日本の社長の藤波の引退をねぎらう為に猪木が呼んだ。リングでは猪木が藤波に豪華な花束を贈呈。だがここで藤波がマイクで今日は予定外だったので、リングシューズを履いていないと一言。そこで猪木がすかさずローキックを放って、予定外?の最後の戦いが勃発。往年の名勝負を神戸のマットで再現。一進一退の攻防から藤波が背後からスリーパーで猪木を『落とした』。ピクリとも動かない猪木に場内は騒然となり、何と担架がリングに運ばれる始末。今正に担架に乗せられる寸前に、猪木がマイクを持って何も無かったかのごとく立ち上がった。この失神劇は果たしてパフォーマンスだったのか。落とした藤波の落ち着きの無い表情からは、演出とも思えないが?。 これも猪木一流の演出家?。としたら凄い!。 ■イノキボンバイエ ○マイケル・マクドナルド(KO,2R46秒)天田ヒロミ● 2R開始直後に天田はマクドナルドの右ハイキックを浴び、その後のパンチでダウンを喰う。7カウントで立ち上がるが、ダメージが残りコーナーに追い詰められてパンチを再び浴びてダウンした所をストップされた。 ■イノキボンバイエ~パンクラス無差別級王者戦             ○ジョシュ・バーネット(腕ひしぎ逆十字固め,3R4分47秒)セーム・シュルト● 現王者と返上した前王者の戦いは内容が濃かった。打撃に持ち込みたいシュルトと、グラウンドが得意のバーネットの戦い。戦いは終始グラウンドでバーネットが上になって進み、シュルトは下からパンチを細かく当ててきた。2Rの終了間際にバーネットの三角締めが決まりそうになったが、シュルトは逃れた。3Rに入って同様の展開から終了直前に、バーネットが電撃的に腕ひしぎを決めてタップさせた。 バーネットは新日本に所属してプロレスを経験している分の違いが出た。試合後の流暢になった日本語のマイク・アピールもバッチリ決まっていた。 ■イノキボンバイエ ○ステファン・ブリッッ・レコ(KO,1分07秒)村上和成● 試合開始後1分にレコが距離を詰めてロープ際で放った右のハイキックが村上のアゴ近辺を直撃。この一撃で村上は倒れて試合は呆気なく終わった。試合開始までの村上はいつもどおりだったが、こういう風に短時間で負けると惨めだね。 ■イノキボンバイエ ○エメリヤ-エンコ・ヒョ-ドル(1R1分02秒)永田裕志● ミルコに敗れている永田はヒョードルに何としても勝ちたいところだ。IWGP王者として実績のある永田は立ち上がりの30秒にローキックを放った瞬間に、カウンター気味にヒョードロフの右ストレートを浴びた。これで形成が不利になった永田はヒョードロフに連打を浴びた。ロープ際に追い詰められた際に、再びパンチを浴びてダウンした永田にヒョードロフはパンチとキックを連射した所をレフェリーが止めた。 永田はミルコ戦に続いて再び秒殺される失態を演じてしまった。 IWGP王者として君臨しながら秒殺されたことで、世間のプロレスに対する眼が厳しいものになることは否めない。K-1でも現IWGP王者の中邑が不本意な形で敗れたので、今後のプロレスはますます総合格闘技に置いて行かれかねない状況になってきた。プロレス・ファン、特に新日本のファンとしては残念な結果になってしまった。 永田は今後はどういう戦いを仕掛けるのかな?。 ■イノキボンバイエ ○藤田和之(肩固め,2R2分15秒)イマーム・メイフィールド● プロレス出身の藤田と、ボクシングIBFクルーザー級(ヘビーの一つ下の階級)王者の戦い。寝技20秒以内の不利なルールの中での戦いの藤田は、相手の出方を伺いながらもメイフィールドを2度寝技に持ち込んだ。寝技が有効に使えない藤田は、相手が全くパンチを出さないのを見て組み付いての肩固めを敢行。20秒ルールが適用出来ないのを上手く使っての技で相手を沈めた。福沢アナはやたらに猪木対アリの再現と強調していたが、何もしなかったメイフィールド相手では物足りなかった。

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