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2004.08.08
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.16▲△▲△
■私の好きな曲16~ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■□■□■□■
【アーティストの略歴】
今更ここで略歴を紹介するまでもないが、ジョン・ウインストン・レノンとして英国のリヴァプールで1940年10月09日に生まれた。生まれた時のミドルネームの「ウインストン」は、首相のチャーチルの名前でもありそれに因んで命名された。
日本人の小野洋子と1969年に結婚したのを機に、ミドルネームを「オノ」に改めた。
ザ・ビートルズのリーダーとして活躍して1970年の解散後は、「プラスティック・オノ・バンド」を率いて活動した。1975年に「主夫(House Husband)活動」に専念して音楽活動から遠ざかったが、1980年に再開した直後の12月にNYの自宅前でマーク・チャップマンの凶弾に倒れた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【この曲について】
□ジョン・レノンの解散後の曲と言えば直ぐに「イマジン」「スターティング・オーバー」が取り上げられるが、この企画は「私が好きな曲」なので躊躇わずにこの曲にした。
この曲はジョンにとって事実上の初ソロ・アルバムである、「ジョンの魂」の次に発売された名作「イマジン」に収録された。当然タイトル曲の「イマジン」が有名なのだが、3曲目に収録されたこの曲も名曲の誉れが高い。ブライアン・フェリーもこれをカバーしているので、比べてみるのも良いだろう。
■この曲はピアノの音色のイントロから始まり、どことなく物悲しげな雰囲気が漂ってくる。
そんな曲の雰囲気を終始損う事無く、バックにはストリングスが配されている。このストリングスに導入はプロデューサーのフィル・スペクターの仕事だろう。スペクターはご存知ザ・ビートルズの「レット・イット・ビー」をプロデュースしたことでポール以外の三人から信頼を得た。特にジョンとジョージは、この頃のソロ・アルバムのプロデュースを全面的に任せるほどだ。
ジョンのヴォーカルは何時もの力強さは無くて、ここでは何か悩み事があるかのような雰囲気を醸し出す。ブライアン・フェリーのカバーも聴いたが、やはりこの雰囲気を表現するには至っていない。この辺の表現力の違いはポールとは明らかに異なる。
○折角の名曲であり詞を大切にするジョンなので、曲全てでは無いが一部を私自身が訳してみたい。
I DIDN'T MEAN TO HURT YOU(別に貴方を傷つける積りはなかったよ)

I'M SORRY THAT I MADE YOU CRY(泣かせてしまって、御免よ)
I DIDN'T WANT TO HURT YOU(貴方を傷つけたくなかったのに)
I'M JUST A JEALOUS GUY(俺って、単に嫉妬深い奴なんだ)

●この曲は元々は1968年のビートルズ時代のインド瞑想旅行中に「CHILD OF NATURE」の題で完成させて録音した。だがビートルズとしては結局発表されないでこのアルバム制作時に、歌詞の内容を書き換えて完成した。
因みにこのアルバムには他に「GIMME SOME TRUTH」「OH MY LOVE」も同様に、ビートルズ時代に書いて今回のセッションで完成させた曲だ。ジョージやポールもこの頃、ビートルズ時代に発表されなかった曲を持ち出して完成させている。
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【ヒット・チャート】
残念ながらこの曲はもう一つの世紀の名曲「イマジン」の影に隠れて、発売当時はシングル・カットされなかった。ジョンの死後にシングル・カットされたが、死後だった為かチャートには無関係に終わった。
だがアルバムとしてのチャートでは見事に1位を獲得している。
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【最後に】
名曲とは必ずしもヒットチャートの順位とは一致しないと思う。この「ジェラス・ガイ」は「イマジン」の影に隠れてはいるが、ジョンのチョッとはにかんだような気分が表現されていると思う。
勿論、私がそう思うだけで他の人はどう思うかは分からない。だが一つ言えるのはこの歌詞は元々こうではなかったし、録音前に代えたということ。恐らく当時の洋子夫人と出会って、その時の自分が感じていることを素直に吐露したのかもしれない。
ポールは、曲の中で一つの物語を作るのが得意だ。だがジョンは詞に自分の体験や、現在の心境や、メッセージ色の強い主張、架空のはちゃめちゃな意味不明な歌詞などを交えて曲にする。そうした点も踏まえて聴いてもらえると一ファンとてはうれしい。
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【編集後記】
今回は久し振りにビートルズ関係の曲を取り上げて見ました。ポールの解散後のは一度取り上げたけど、ジョンのは今回が始めて。そうすると普通は「イマジン」と「想像」するでしょうが、私はこの曲の「雰囲気」がとても好きなので今回の企画に選らんでみた。
ポールの「陽」な部分と、ジョンの「陰と激しさ」が重なって、ビートルズ時代は数々のヒットを連発していた。お互いがグループ解散して不安があったはずだ。だがそれをエネルギーに替えて音楽活動をしてきた2人。こうした当時の背景を頭の片隅に入れて聴いてもらえたら、私としては嬉しい限りである。

最後まで読んでいただきありがとうございました。





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Last updated  2005.09.04 01:36:15
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