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テーマ:映画館で観た映画(8698)
カテゴリ:映画/ホラー・サスペンス・スリラー
シークレット・ウィンドウ
■原題:Secret Window ■製作年・国:2004年、アメリカ ■上映時間:96分 ■字幕:戸田奈津子 【この映画について】 人気俳優のジョニー・デップが「パイレーツ・オブ・カリビアン」で海賊に扮した昨年以来の主演映画である。 前回の海賊から一転して今回は栄光を失った作家を演じ、ボサボサの髪と古ぼけた寝巻きを纏う姿は妙に似合っている。 作品内ではデップが常に主役で、そこに少ない登場人物が絡んでくるといった展開。映像はデップの湖畔の別荘と隣町が主な舞台だが、霧の掛かった湖畔の映像や終盤に出てくる紅葉は恐らくカナダのモントリオール郊外でのロケ映像であろうが中々落ち着いた雰囲気を醸し出している。都会の映像が少ないが逆に作品の内容と合致しているので違和感はない。 【ストーリー】 デップ演じる作家のモートは6ヶ月前に妻の浮気の現場であるモーテルに踏み込んで、今では離婚調停の真最中の身であるがかつての家は妻のエイミーと浮気相手のテッドが住んでいて自分は湖畔の古ぼけた別荘に住み執筆活動をしている。 冒頭でいきなりその別荘に見知らぬ男が寝ているモートの元を尋ねてくる。その男はシューターと名乗り、「俺の作品を盗んだ」と文句を付けにやって来た。モートは取り合おうとしないが、シューターを名乗る男が「本気」だと感じる。モートはシューターが書いたと主張する二年以上前に雑誌に発表したと主張する。シューターはそれを証明するまでに3日の猶予を与えるが警察には言うなと言って消えた。 モートは当然の様に地元の保安官事務所に駆け込んだが保安官は余り乗り気ではない。更に、今度は前に仕事を依頼した探偵のケンの事務所を訪れた。ケンも余り乗り気ではないが、モートの迫るような態度に呑まれて渋々了承した。 モートの傍では相変わらず不可解な出来事が起こり、周囲の人間までもが眼に見えない力に支配されて次々と犠牲者が出る。そしてモートにも徐々にその魔の手が伸びてくるが、モートはシューターが犯人だと思い込むが果たしてどうなのだろうか?事件はモートが一人でいる時に限って発生する。 モートはシューターが求める掲載された雑誌探しに躍起になる。遂に出版社に依頼して入手したが、今度は離婚裁判中の妻にも魔の手は確実に伸びてきた。 期限の三日間は徐々に近付き始め、シューターは勝ち誇ったかのような不気味な表情を浮かべモートの元を尋ねてきた。 最後のクライマックスはこの映画の最大の見せ所でもあるが、この結末に関しては賛否両論が渦巻いているようだ。 【鑑賞後の感想】 映画と言うものは必ずクライマックスまでのプロセスが随所に隠されていて、それを探すのも楽しみだ。今回のこの作品ではその手掛かりが、何気ない会話に隠されていたりする。その結論をどう評価するかは、ジョニー・デップへの評価とも重なる。 この映画はあくまでもジョニー・デップの個性で成立した作品だが、彼が前作で演じた海賊とは全く異なるキャラを見事に演じていたことは事実だ。私の彼へのこの映画での評価もそこに行き着く。 これから観る方は、プログラムを購入しても中は鑑賞後に観るのがベストです。何故なら謎解きが書かれているから…。 ![]() ![]() ![]() 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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