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カテゴリ:時事・ニュース 海外
イラクで観光客として入国して、身柄を拘束されていた福岡県の香田さんが遺体で発見された。それも頭部を切り落とされるという残忍な手口だったそうだ。
香田さんはヨルダンから陸路バスで、周囲の日本人や宿泊先のヨルダン人従業員の忠告や制止を振り切ってイラク入りしていた。それも外見からTシャツと短パン姿で入国したそうで、これでは自殺行為の何者でもなかった。 更に、彼にとって不幸だったのはイラク入り前にイスラエルに入国していた経験があったこと。 私は今の仕事に就く前に旅行社で査証取りの仕事をしていたので分かるが、イスラエルと敵対しているアラブ諸国へ入国する時は神経を使う。何故ならアラブ諸国は国是として、イスラエル入国のスタンプがあると入国出来ない。ではどうしても両国を訪問したい時はどうする?。 答えはイスラエル入国の際に、係官にパスポートにスタンプを押さないように言うのだ。そうしないと他国へ入国の際に揉める原因になるし、入国出来ないのが普通だ。香田さんはこうした事実を知っていたのだろうか? 自分を見つめる旅をする為に中東にやって来た彼だが、結果として自殺しに来ただけとなった。彼は、首をはねられる寸前に何を思って亡くなったのだろうか? 今の日本は新潟の震災と台風に被害で、このニュースの扱いも前回の3人の時よりは小さい。それに彼の取った無責任な行動に同情論も一切巻き起こっていないようである。 これからもこうした日本人が出ないとは限らないが、自分一人の軽率な行動がどれだけ多くの日本人と政府関係者に迷惑を掛けるか良く考えて欲しい。そして何より一番悲しんでいるのは「家族」です。 「家族」を悲しませるような行動は取るべきではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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