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カテゴリ:音楽
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アルバム名/『フットルース』(試聴出来ます) ![]() 発表年/1984年 エクゼクティブ・プロデューサー/ベッキー・シャーゴ、ディーン・ピッチフォード 【ロックとのコラボレーション】 ‘80年代はMTVの時代と言われていたが、このアルバムの元になった『フットルース』という映画はまさにMTVの連続を観ているかのような映画だった。更に、この映画で主役を張ったケヴィン・ベーコンは今ではニヒルな性格俳優として欠かせない存在だ。 そしてもう一つ見逃せないのが、サントラ盤にロックを全面的に取り入れたことだ。それはサントラ盤が映画の付属品ではなくて、一枚の独立したアルバムとしての魅了を放つようになった。この流れはそのご『トップガン』にも引き継がれて、ケニー・ロギンスは双方のアルバムでタイトル曲を歌い『サントラの王様』とも言われるようになる。 【このアルバムについて】 このアルバムではタイトル曲であるFootlooseとI’m Free(Heaven Helps The Man)の2曲を提供している。特にタイトル曲はビートの利いた耳に残りやすいスピード感のあるナンバーでビルボードチャート1位を獲得し、後者の曲でも22位を記録するヒットとなった。マイク・リノとハートのアン・ウイルソンのカナダ人コンビのデュエット曲である、Almost Paradiseは印象的なラヴ・ソングでこちらも7位を記録する。デニース・ウイリアムスが歌うLet’s Hear It For The Boyは、この当時流行ったサウンドでドラムシンセのピコピコが耳に付く。スティーヴィー・ワンダーのバックコーラスを担当していた彼女は、この曲で念願の1位を獲得した。 他にはダミ声で歌うムービング・ピクチャーズのNever,ガ-ルズ・グループのシャラマーが歌うDancing In The Sheets,後にヴァン・ヘイレンに加入するサミー・ヘイガーのThe Girl Gets Around,カーラ・ボノフのSomebody’s Eyes等の曲も見逃せない。女性とは思えないハスキー・ボイスが特徴のボニー・タイラーが歌うHolding Out For A Heroはスピード感がある曲で、大袈裟な曲調で知られるジム・ステインマンの曲だ。この曲は日本では葛城ゆきが歌っていたが、声質はよく似ていると思う。 【サントラ盤としての1枚】 サントラ盤として純粋にアルバムとしても、ビルボードチャートで1位を獲得し年間チャートでも9位と健闘した。これを機にサントラ盤からヒット曲が生まれるという構図が続くことになる。 『フットルース』では脚本も担当するディーン・ピッチフォードが収録曲全ての作詞にも関わり、映画の内容に合った形に詩も書き加えられたようだ。’80年代のMTVとサントラ盤ブームの象徴的な一枚だ。 【バック・ナンバー】 1.リー・リトナー「RIT」(1981) 2.ボズ・スキャッグス「MIDDLE MAN」(1980) 3.ジェイ.P.モーガン『JAYE.P.MORGAN』(1976) 4.クインシー・ジョーンズ「THE DUDE」(愛のコリーダ)(1980) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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