2006/06/06(火)07:32
村上世彰をインサイダー取引容疑で逮捕!
村上逮捕!
東京地検特捜部は5日、「村上ファンド」代表、村上世彰(よしあき)容疑者を証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕し、証券取引等監視委員会と合同で関係先を家宅捜索した。ライブドア(LD)によるニッポン放送株大量取得の情報を事前に知ったうえで04年11月~05年1月、同放送株193万余株を違法に買い付けた疑い。LD前社長、堀江貴文被告続き、証券市場を騒がせた「時代の寵児(ちょうじ)」の刑事責任が問われる事態に発展した。
村上語録集
村上ファンド代表、村上世彰容疑者は、00年の「昭栄」の買収で表舞台に登場して以来、容疑となったニッポン放送、大阪証券取引所、阪神電鉄、TBSの株式の大量取得などで話題を呼んだ。村上代表の発言をまとめた。
「企業が最大の利益を上げ、株主にリターンをもたらし、税金をたくさん払わなければ国も成り立たない。こんな考えに(旧)通産官僚時代に目覚め今の仕事を始めた」(00年1月、毎日新聞のインタビューで)
「市場に重大な悪影響を与えかねない」(05年2月25日、ニッポン放送がフジテレビに新株予約権を発行する方針を表明したことを受け)
「今後の改革で株主価値を損なった場合、株主代表訴訟も考える」(05年5月24日、西武鉄道の臨時株主総会後に)
「得をしたのは日本。こんなことをまじめに考えてこなかった国なんてほかにない」(05年6月24日、和解後初めてのニッポン放送の株主総会後、記者団に対し)
「プロ野球にはダーティーな面がある。クリーンな面を出してファンの気持ちをつかむには、上場を一つの選択肢として考えればいい」(05年10月8日、阪神電鉄の筆頭株主として球団上場案を提案後、山口県内の講演会で)
※この発言は阪神ファンの怒りを買ったと言えるだろう。星野SDは村上に「天罰が下る」と発言し、それに対し逮捕当日の会見では激しく反発していた。
「ファンを対象に(球団)上場の是非を問う投票を実施したい」(05年10月11日、阪神電鉄の西川恭爾社長とのトップ会談で)
「TBSに横浜ベイスターズの売却や自社株買収を提案した」(05年10月14日、報道各社のインタビューに答え)
「(検察当局は)宮内さんが『そらいけ、やれいけ、ニッポン放送だ』というのを聞いちゃったでしょう、と。聞いちゃったと言えば、聞いちゃっているんですよね」「皆さんが僕のことがすごい嫌いになったのは、むちゃくちゃもうけたからですよ。2000億(円)くらい、もうけたんではないでしょうか」(06年6月5日、逮捕直前の会見で)
証券市場の中で「プロ中のプロ」と自任している。プロが万が一にも法律を犯していいのか悩んだ結果、これは自分にミステークはあると思った。検事さんの言う通りかもしれない。認識が甘かった部分については罪を認め、甘んじて受けるのがやらなければならないことと判断し、昨夜、検事さんの調書にサインした。(06年6月5日、逮捕直前の会見で)
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2.Eric Clapton/461 Ocean Boulevard (Deluxe Edition)(Disc 1)