2007/02/22(木)21:56
新譜レビュー17~ラリー・カールトン with ロベン・フォード「Live In Tokyo」
曲目:
1.That Road(Robben Ford)
2.Burnable(Larry Carlton)
3.Cold Gold(Larry Carlton)
4.Rio Samba(Larry Carlton)
5.Derrick's Blues(Robben Ford)
6.Two Bad(Larry Carlton)
7.Talk To Your Daughter(Jb Lenoir-Alex Atkins)
8.Too Much(Bonus Track)(Gabriel Ford)
【参加ミュージシャン】
Larry Carlton (g)
Robben Ford (g)
Travis Carlton (b)
Jeff Babko (kb)
Toss Panos (ds)
世界のトップ・ギタリストラリー・カールトンと、コンテンポラリーな世界をクリエイトしつづけるロベン・フォード。
ラリー・カールトンは今更何の説明も必要のないジャズ・フュージョン界のみならずロックやポップスなどのセッションでも数多くの印象に残るプレイを展開している。最近ではリー・リトナー(杏里の旦那だ!)脱退後に加入したフュージョン界をリードするスーパー・バンドの「Fourplay」での人気も定着してきた。
このアルバムは「Fourplay」での活動の合間を縫って、昨年の8月下旬から9月上旬に掛けて名古屋~大阪~東京~札幌でロベン・フォードと共に日本をまわった時のライヴ盤である。主に9月5日のブルーノート東京でのライヴステージを中心に構成されていると思われる。
ラリー・カールトンは「Fourplay」での「静」のプレイがすっかり定着してきているが、旧友ロベン・フォードとの共演では久々の「動」のプレイを聴かせてくれた。私はこのライヴは行っていないが、アルバムを通じてステージでの激しいプレイが伝わってくる。
ラリー・カールトンの本来の持ち味は、やはりこうした激しいプレイにあるので、ロベン・フォードというパートナーを得て活き活きと「Fourplay」でのスムーズ・ジャズではなくブルース色の強いプレイをここで披露してくれた。ラリーは贔屓にする日本で本来の持ち味を存分に発揮してようだ。
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