2007/04/05(木)00:27
センバツ高校野球、常葉学園菊川が初優勝!
常葉学園菊川、東海決戦を制し初優勝!
大垣日大 2 2 0 0 0 1 0 0 0 5
常葉菊川 1 1 1 0 0 0 1 2 X 6
第79回選抜高校野球大会、決勝戦は決勝初進出同士のフレッシュ決戦は、常葉学園菊川(静岡)が八回、3長短打に敵失をからめ逆転。希望枠から勝ち上がった大垣日大(岐阜)を6-5で破り、春夏通算3度目の甲子園で初優勝を飾った。
静岡県勢の優勝は、森下知幸監督が浜松商主将として優勝(準優勝は福井商)した1978年以来、29年ぶり4度目。大会を通じてバント「1」という攻撃野球で、同監督は選手、監督の両方で頂点に立った。
対する大垣日大は1点リードの8回。紫紺の優勝旗がチラついた2死走者なしから、失策も絡み2点を失い逆転負け。希望枠と言う守備力を評価されての出場でここまで手堅い守備力で勝ちあがってきたが、最後に守備の小さなミスが勝敗を決してしまった。
阪口慶三監督の節目、東邦高校(愛知)時代から甲子園で積み上げた監督通算30勝を初出場初優勝の快挙で飾ることはできなかった。
それでも勝ち上がるたび無欲を強調してきた阪口監督は納得の表情。「満点、満点。これだけ甲子園で成長したチームはない」。0-4で完敗した昨秋の東海大会準決勝から5カ月後の「再戦」。主導権を握ってあと1歩まで押し込んだ。1人で全5試合計643球を投げ抜き進撃を支えたエース森田貴之投手も「こんなに雰囲気のいい所で1人で投げられた。満足です」と涙はなかった。
戦前の下馬評には全く挙がらなかった東海勢の両校だが、優勝校の常葉菊川(ヤンキースとそっくりのユニフォームには驚きましたね!)は準々決勝で中田を擁する大阪桐蔭を破り、大垣日大は準決勝で帝京を破るなど決してフロックで決勝進出を果たした訳ではない。
大阪桐蔭の中田や、帝京の太田のような傑出した選手を擁しないでも勝ちあがれるのが高校野球の魅力でもあることを証明してくれた。
この2校はこれから夏の大会に向けて一転した追われる立場になった。常葉菊川はこれを機に招待試合の申し入れが殺到するだろうし大垣日大も同じだろう。夏の間までにチームを強化し選手権大会に元気な姿で再び戻ってきてもらいたい。
「希望枠」で出場した大垣日大は、夏は「自力」で出場し実力を証明してもらいたい。
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