2008/03/09(日)09:41
内藤ドローで2度目の防衛に成功!
内藤、前王者相手にドロー防衛
世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチは両国国技館で行われ、チャンピオンの内藤大助(宮田ジム)は、前王者で同級1位のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と12回判定で引き分け、2度目の防衛を果たした。
判定は韓国人ジャッジが1点差で挑戦者、メキシコ人ジャッジが2点差で内藤、米国人ジャッジがドローときわどい勝利だった。韓国人ジャッジが挑戦者の勝利にしたのは「反日」?だからしょうがないか?
33歳6カ月の内藤は、自身が昨年10月の亀田大毅(協栄)戦で樹立した世界王座の国内最年長防衛記録(33歳1カ月)を更新した。
オープンスコア方式を採用したこの試合は4ラウンドと8ラウンド終了時に、採点の途中経過を発表した。4ラウンド終了時は2人がドロー、一人が挑戦者2点リードだった。それが8ラウンド終了時には2人ドロー、内藤4点リード1人と変わった。
4度目の対戦はお互いの手の内を知り尽くしているだけあってパンチがクリーンヒットすることは少ない。最初の対決はタイで内藤が1R34秒で「秒殺」され、二度目は日本で負傷判定負け、三度目は昨年日本で対戦し内藤が王座奪取となった。
試合の印象は4ラウンドまではほぼ互角ながらも、内藤のパンチの大振りと挑戦者の冷静な試合運びが目立った。それも中盤6回位から挑戦者の動きが徐々に止まり始め、内藤が時々見せるトリッキーな動きに幻惑された訳でもないだろうが内藤が確実にポイント稼いでいる印象を受けた。
終盤は中盤に休んでいた挑戦者も再び手数を出し互角の戦いは最終ラウンドまで続き、一度もダウンを喫することなくクリンチも少ない好試合だった。
内藤大助
「欲を言えば勝ちたかったが、ドローでも防衛できたのは素直に喜びたい。作戦勝ち。足も動いていたし相手はついて来られなかった。詰めさせない間合いはとった。33歳でよくやれたと思う」
ポンサクレック
「自分が勝っていたと思うが、判定に逆らう気はない。内藤はそんなに良くなかった。内藤にはずっと防衛を続けてもらいたい。機会があればまた挑戦したい」
昨年7月に3度目の挑戦でポンサクレックから王座を奪った内藤は、立場の変わった「日本人キラー」の異名を持つ挑戦者をかろうじて再度退けた。これで内藤は同階級のWBA王者坂田との統一戦も視野に入ってくる。
坂田は今月に防衛戦を控えており防衛が絶対条件だが、防衛すれば内藤との日本人対決による統一戦は話題を呼びそうだ。
亀田兄弟の動きにも左右されそうだが、亀田兄弟は「無視」して坂田との統一戦実現を期待したい。
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