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2008.07.05
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西武logo_30year.gifプロ野球観戦記NO.21西武logo_30year.gif

○埼玉西武 3-2 東北楽天●

▼東北楽天-埼玉西武 8回戦 (埼玉西武6勝2敗、14:01、29,719人)


チ  ー  ム 
イーグルス
ライオンズ
X


【投手】
(楽)田中、有銘、小山、川岸-井野、嶋
(西)岸、岡本真、星野、正津、グラマン-銀仁朗

【責任投手】
 岸  7勝4敗
グラマン  16S
 田中 6勝5敗

【本塁打】
中村18号(西)

【楽天12安打2点の拙攻で西武辛勝】

札幌でのファイターズとの首位攻防に2-1と勝ち越し、すっかり交流戦前の調子を取り戻したライオンズ。この週末は5ゲーム差の3位楽天との2連戦です。東北楽天はこの2連戦にマー君、岩隈を投入するローテを組んできました。

初戦は岸対田中将大という昨年新人王を争った二人のプロ初対決です!
昨年は、岸11勝7敗防御率3.40奪三振142田中11勝7敗防御率3.82奪三振196とほぼ互角の成績ながら、新人王の記者投票では大差が付いてしまいました。今季もここまでともに6勝4敗と勝敗は五分。
まさにライバル対決ともいえるこの試合、岸はここ2試合不安定な投球でいずれも6失点KOされており、さらに今季西武ドームでは7試合を投げ、1勝3敗防御率7.15と本来の力を発揮できていなかったライオンズ先発岸です。

一方田中とは今季4度目(過去3試合は全勝!)の対戦となるライオンズ打線。管理人は西武ドームでの1試合とKスタ宮城での試合を観戦しましたので今日が3試合目です。
今日の試合前の始球式は「元西鉄」の豊田泰光氏が投手で、「元南海」(元西武でもありますが)のノムさんが捕手役でした。
豊田泰光とノムさんの始球式.jpg


初回に田中とは相性の良い(.429)中村の押し出し四球で先制。4回にその中村が追い込まれながらもレフトスタンドへのソロ本塁打で1点追加。7回には4番江藤(ブラゼルは1回の打席後の2回に交代しました)が小山から押し出し四球を選んでそれぞれ1点追加します。

その後、8回から登板の岡本真が連打とバント処理を誤り無死満塁のピンチを招きます。
ここで星野は3番草野を2塁ゴロで1点を失い、1死2,3塁で正津が4番フェルを力の無い1邪飛、中日時代の同僚だった5番山崎を遊ゴロと主軸を見事に抑え、最終回はグラマンが中村の拙い守備で1死2塁となりますが冷静に後続を断って接戦を制し、田中に投げ勝った岸が6月7日以来の7勝目を上げました!
それにしても8回のピンチで登板した正津のキレの良い投球と度胸は流石でした。彼のこの投球が今日の勝因です。

この日の岸は銀仁朗とのバッテリーで何時もの細川とは違い、銀仁朗が岸の良い部分を引き出そうとする意図を感じました。
岸は100キロ台のカーブでストライクが取れると、140~145キロ台の直球との緩急が付くことで簡単にアウトが取れるタイプ。後は、スライダーとチェンジアップを状況に応じて混ぜれば失点することもない。
交流戦の広島戦で暴露した牽制の甘さも、この日は中村を2度刺すなど銀仁朗との息も合っていました。打撃面では細川の足元にも及ばないですが、リードに関しては細川にないものを持っていると感じました。

東北楽天打線は西武の倍の2安打を放ちながらも主軸が元気なく決定打を奪えず敗れました。試合後の、ノムさんのボヤキが想像出来ると思っていたら...。

ノムさんのボヤキはここです

【ヒーロー・インタビューでのコメント】

岸投手:ヒーロー・インタビュー完全収録
マーくんを意識せずに初回から飛ばして投げました。最近野手に迷惑かけてばかりいたので、今日はしっかり抑えようとしました。非常に暑かったですが、暑さ対策などは特にせず普段と変わらない生活をしたいと思います。今日は蒸し暑い中ありがとうございました。
7.5対東北楽天7.jpg

7.5対東北楽天12.jpg

正津投手:ヒーロー・インタビュー完全収録
一人一人、一球一球、魂を込めて投げました。フェルナンデスには低目を意識して、ゴロを打たせようと心掛けました。山崎武選手には中日時代に可愛がってもらったので、投げにくかったですが、魂込めて投げました。これからも地味に頑張るので、暑くなりますが、また来て下さい。

試合の詳細はこちらで

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Last updated  2008.12.29 15:31:15
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