KINTYRE’S DIARY~旧館

2011/01/17(月)23:29

映画『最後の初恋』を観て

82.最後の初恋 ■原題:Nights In Rodanthe ■製作年・国:2008年、アメリカ ■上映時間:97分 ■字幕:桜井裕子 ■鑑賞日:9月27日、新宿ミラノ(歌舞伎町) スタッフ・キャスト(役名)□監督:ジョージ・C・ウルフ □脚本:アン・ピーコック、ジョン・ロマーノ □原作:ニコラス・スパークス □撮影監督:アルフォンソ・ビアト ◆リチャード・ギア(ポール) ◆ダイアン・レイン(エイドリアン) ◆スコット・グレン(ロバート・トーレルソン) ◆クリストファー・メローニ(ジャック) ◆ヴィオラ・デイヴィス(ジーン) 【この映画について】 自分の夢よりも母親として主婦としての役割を優先してきたヒロインが恋に落ちるのは、人生初の挫折感を味わい苛立っている男だ。 この出会いによって、傷心の2人は自分自身にも家族にも逃げずに向き合うことの大切さを知り、それぞれの人生を建て直す。 ノースカロライナのアウター・バンクスにある小さな町の海辺で始まる極上のラブストーリーを繰り広げるのは、『コットンクラブ』『運命の女』に続く共演となるダイアン・レインとリチャード・ギアの名コンビ。彼らが見せてくれる大人ならではの抑制と情熱が心にしみる。 原作は『きみに読む物語』でもお馴染みのベストセラー作家ニコラス・スパークスの小説。 (この項、gooより転載しました) 【ストーリー&感想】 主婦のエイドリアンは日々の生活に疲れ果てていた。彼女は家族から離れて一人、一時の休息を求めてノース・カロライナ州のアウター・バンクスにあるローダンテにやってくる。海辺の小さな町にある友人の宿を、週末だけ手伝うためだった。 だが、身勝手な夫からはすぐに“戻って来い”と連絡が入る。それに加えて、何をするにしても彼女を怒らせる思春期の娘。自分を取り巻くそんな周囲の状況をゆっくりと考え直したい。そう考えるエイドリアンには静かな環境がどうしても必要だったのだ。 ところが、町に着いた彼女を待っていたのは、ひなびた町に大きな嵐がやってくるという予報。期待に反する騒ぎの中、宿には唯一の客として医師のポール・フラナーが到着する。 だが、彼もただのんびりと週末を過ごしに来たわけではなかった。エイドリアンと同じように満たされない結婚生活を送り、良心の呵責をなんとかしたいという問題を抱えていたのだった。次第に嵐が近づいてくる中、初めて出会う二人。接近する嵐と歩調を合わせるように、お互いに安らぎを求めてゆく。やがてそれは、彼らの一生を左右するような運命的なロマンスに発展してゆく……。 ポールも当初は一人で横柄な態度を取っていたが、嵐が迫っているという状況と、海辺の一軒家という環境の中で、二人は徐々に打ち解けていく。 大人のロマンスとも言うべき、邦題にあるように「最後の初恋」の始まりである。リチャード・ギアとダイアン・レインは3度目の共演で息が合っている。演技も自然で、観ていると演技していると思えないのはこの二人のキャリアがなせる技であろう。 折角のロマンスも最後は残酷な運命が待っていた。ポールは交流が途絶えていた息子を訪ね、息子が志す未開地での医療を手伝い、再びローダンテでの再開を約束して分かれる。が、ポールは不慮の事故で亡くなってしまい、息子がエイドリアン宛ての手紙を自ら届ける。 彼女はポールが来ると信じてウキウキ気分だったが、手紙を読んで愕然とする。 まあ、こんな内容なのですが、この手の話だからハッピーエンドかと思ったのですが、何だか最後は強引に結論付けたような終わり方でした。 この映画の登場人物は殆どが主役の二人であるけど、この二人の演技に加えてロケ映像の素晴らしさも抜群。あの浜辺の家も実在の家をロケスタッフが改装して利用したらしいが、まさにこのストーリーと見事にはまっていた。

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