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テーマ:映画好きな人♪(41)
カテゴリ:映画/アメリカ、欧州地区以外
94.ブラインドネス
■原題:Blindness(Ensario Sobre a Cegueira) ■製作年・国:2008年、カナダ・ブラジル・日本 ■上映時間:121分 ■鑑賞日:11月29日、シネパレス(渋谷)
【この映画について】 ひとりの男が、突然失明した。それは悪夢の始まりだった――。原因不明、治療法もない、そして爆発的な感染力を持つ「白い病」が世界各地で発生。 混乱を恐れた政府は、かつて精神病院として使われていた収容所へ、失明患者の強制隔離に着手する。止められない伝染病の蔓延に、不安と恐怖に駆られ、醜い争いを始める人々。しかしその中に唯一“見える”人間が、盲目を装い紛れ込んでいた…。 ノーベル賞作家、ジョゼ・サラマーゴの「白の闇」を、『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』のフェルナンド・メイレレスが映画化した心理パニック・サスペンス。 (この項、cinemacafeより転載しました) 【ストーリー&感想】 ある都会の街角で、車を運転していた1人の日本人の視界が突然真っ白になり失明する。親切を装った泥棒は彼を自宅に送り届け、そのまま車を持ち去る。男は妻に付き添われ、病院で診察を受ける。医者は、眼球に異常はなく、失明の原因は分からないと告げる。 そのとき、各地で失明者が続出していた。車泥棒や、同じ病院で治療を受けていたサングラスの娘、診察をしていた医者も失明する。 “ブラインドネス(白の闇)”の感染力を恐れた政府は緊急隔離政策を発動し、かつて精神病院だった収容所に感染者を強制収容する。感染を免れた医者の妻は夫の身を案じ、収容所に紛れ込む。 収容所は軍に監視され、増え続ける感染者のため、食糧や医療品の注文もままならなくなっていく。黒い眼帯の老人が持っていたラジオは、感染が世界中に広まり、街には失明者が溢れているというニュースを伝える。 混乱した警備兵が、入所しようとする患者を射殺する。その直後、第三病棟の王を名乗る男が銃を振りかざし、全病棟の実権を握る。王と仲間たちは外部から支給される食料を独占し、他の入所者から金品や女を要求した。耐えかねた医者の妻は、自分の目が見えることを公表しようとするが、医者は制止する。 しかし1人の女が王の仲間に殺されると、医者の妻はハサミを手に第三病棟に向かう。 この映画、上映前から詳しいストーリーとか謎に包まれていたけど、観終わった印象もそんな感じです。日本人の男が最初に失明するところから始まるけど、この映画は日本も製作に関わっているので良いとして、そのきっかけが分からない。 気が付いたら同じように失明した患者が急増したとのことで、あっと言う間に政府は患者を隔離することを決定。と、ここまでの流れは速いけど、施設には失明した人で溢れ始めるけど、唯一失明を逃れているジュリアン・ムーア演じる医師の妻は夫が施設に隔離されたので、失明したふりをして入所する。 未知のウィルスが蔓延したことより、ここから先がむしろこの映画の本筋だったと思える。 施設では様々な人種が隔離され、外の世界から切り離され情報も「黒い眼帯の老人」が所持するラジオが伝えるニュースだけ。 この施設内で「キング(王)」を名乗る男が救援物資を独り占めし、食料をよこす代わりに女を抱かせろと言い出した。妻を訳のわからない男に抱かれるのを指をくわえて見るしかなかった男たちと、命の為ならやむを得ないとばかりにジュリアン・ムーア演じる医師の妻が率先して行った。こういう時、男より女の方が精神的に強い! 結局、仲間が殺されたことに怒り爆発となったジュリアン・ムーアが王側をやっつけ、何とか地上に出たら、既に町は廃墟と化していた。それでも、恵みの雨が降ると、何故か目が見えるようになって終わる。 終わり方が急な様に感じたが、どうやら宗教的な意味合いもあるそうだ。伊勢谷と木村の二人、日本も共同制作に加わっているので、そうした点もあっての配役かな?ジュリアン・ムーアは、相変わらず役になりきっていたけど、他の役者陣は?
Last updated
2010.12.29 16:38:11
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