2009/05/18(月)23:51
横浜・大矢監督事実上の解任!
大矢解任!後任は田代2軍監督
横浜ベイスターズは、記者会見で大矢監督の無期限休養を発表した。本人が現場復帰はあり得ないと語っていることから事実上の解任となる。
大矢監督は今季が3年契約の最終年だったが、18日現在で37試合13勝24敗で借金11を抱え開幕から昨季に続いて最下位に低迷。
佐々木球団社長と緊急会談を持ち、成績不振の責任を取ることになった。同社長は「決断したのは昨夜。指揮権を交代することが取るべき道と考え、大矢監督とも考えが一致した」と説明しているが、これは表向きでやはり当初から交流戦突入前までに結果が出なければ解任を考えていたと私は思いますがね。
でもね責任はフロントにもあることを社長は肝に銘じてもらいたいね。場当たり的な補強やドラフトでは、どんな名監督をしてもこの程度の成績しか残せませんよ!
残り試合の監督代行には、2軍(湘南シーレックス)の田代監督が昇格。田代監督代行は「やりがいも不安もある。選手には、闘争心を要求したい」と、緊張の面持ちで語っていた。
田代監督は現役(大洋)時代は和製大砲として「オバQ」と言われ、本塁打を量産(278本)していた選手で角ばった顔が特徴の選手だった。
【球団首脳のコメント】
佐々木邦昭球団社長
「決断は17日の夜にした。37試合を終え、昨年同様ふがいない成績で、指揮官を交代せざるを得なかった。早過ぎではないことは、大矢監督も分かっていた。(休養期間の)定めはない。名目上は監督のまま」
大矢明彦監督
「交流戦でもう一度やり直したい、という気持ちだったが…。プロの世界なので、こういう判断をされれば、従うしかない。戦力が整っているのに負けが込んでいるのが、大きな原因」
田代富雄監督代行
「重い仕事で、やりがいも不安もある。選手が力を出すには、気持ちが大事。闘争心を持って、迷いなく攻めることを求める。ベテランと若手をうまく使って、チーム力を上げたい」
【管理人の提言!横浜低迷の原因はフロントが補強を怠ったからだ!】
横浜の大矢監督が事実上の解任となったニュースを知って驚いたが「当然」とも思った。しかし、待てよ!!
果たして大矢監督に全ての責任を負わせればそれでOKですか?横浜は親会社がマルハからTBSへ替わってから低迷が続いているが、それはTBSが横浜経営に熱意が無いからだ。
熱意とは球団にその持てる資金を投入し適切なビジョンを持って補強を行い、ファンに魅力ある球団であるとアピールすることだ。
課題1:補強は?昨季は投手陣が全く機能せずエース三浦だけしか頼れる投手がいなかった。
対策:ドラフト1位は外野手の松本だった。藤江を指名し読売戦で先発したが今後も先発で育てられるか?
北海道日本ハムを退団したグリンを獲得した。グリンは東北楽天とハムで先発として投げていたが年間10勝を出来る投手ではない。
課題2:新外国人は?
対策:移籍組みのグリン、投手のマストニーとウォーランドに野手のジョンソン。横浜はかつてはローズを筆頭に外国人選手の獲得には定評があったが今季は如何に?
課題3:フロントの編成と育成
対策:一昨年オフに球団内部のお家騒動でスカウトが大量退団して揺れた影響なのか、ドラフト上位指名選手がチームの根幹を担う選手になっていない。特に投手は社会人や大卒選手が育たない。5億3千万円もの契約金を払って獲得した左腕那須野は1軍に定着出来ていない。
2軍から若手選手が1軍に定着出来ないのは育成システムの問題がないのか?
課題4:トレードは功を奏しているか?
対策:昨季はシーズン途中に読売から鶴岡との交換で真田を、中日から小池との交換で左腕石井裕を獲得。更に、その前にはホークスから多村との交換で寺原を獲得した。だが、ここ数年のトレードやFAで小田嶋、相川、鶴岡と3人の捕手を失い、阪神からベテラン野口を獲得したが捕手編成に関してはチームを弱体させているとしか思えない。
獲得した真田は戦力とは思えないし、石井裕は今季は抑えとして期待されたが失敗続きで抑え失格に。寺原は昨季は抑えだったが今季は先発で二桁勝てるか?
投手陣の駒不足は明らかで、特に中継ぎ左腕の獲得は急務である。
課題5:ベテラン選手の力量について?
対策:打線はWBC組みの昨季の首位打者内川や本塁打王村田の2人は健在だ。他にも和製大砲候補の吉村も故障が無ければその長打力は魅力だ。しかし、佐伯や既に引退を申し入れて2軍落ちしている仁志や中継ぎ転向を命じられた工藤らは今後このまま起用するのか?
交流戦は明日から始まり、横浜はビジターで千葉ロッテと対戦する。選手は目の前の試合に集中して必死なプレイをするのが第一だ。
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