2010/05/23(日)20:58
警視庁が大関・琴光喜を野球賭博容疑で事情聴取
大関・琴光喜が事情聴取を受ける
大相撲の大関琴光喜(佐渡ケ嶽部屋所属)が、野球賭博へのかかわりを口外しない見返りとして、現金を要求されていた疑いがあることが週刊誌で報じられている問題で、警視庁が捜査に乗り出した。
警視庁組織犯罪対策3課は、琴光喜本人から任意で事情聴取し、事実関係について直接説明を求めた。捜査関係者によると、琴光喜は違法のプロ野球賭博に関与していた疑いがあるとされ、勝ち金を要求したところ、「賭博にかかわっていることをばらされたくなければ、口止め料を払え」という趣旨の脅迫を受けたとされる。
閑古鳥がなく大相撲本場所は、横綱白鵬が全勝優勝を飾ったが、新大関誕生の場所も全く盛り上がりを見せることはなく、逆に、終盤になって週刊誌が大関琴光喜の野球賭博容疑を報じてから、別の意味で注目を浴びているとは皮肉だ。
それにしても角界の不祥事は止まるところを知らない。一連の八百長事件(八百長裁判は以前にもありましたが)とその裁判に始まり、時津風部屋の集団暴行致死事件、理事選を巡るゴタゴタ、外国人力士の大麻吸引事件、横綱朝青竜の暴行・引退事件に続いて今度は大関琴光喜の賭博問題が発生。
一般社会でこれだけ不祥事が途切れることなく発生していたら、とてもじゃないけどその組織の社会的信頼は失墜し会社なら倒産か解散に追い込まれる。
角界においては力士たちの模範になるべき横綱や大関に不祥事が起こるとは、これでは本場所が盛り上がるわけがない。
横綱白鵬が一人横綱で独走状態で、これを阻止するべきの大関がこの体たらくでは情けない。
今回、この記事が場所中に掲載されたのだが何だか裏がありそうでもある。名前が取り沙汰されている大嶽(元関脇・貴闘力)、佐ノ山(元大関・千代大海)、時津風(元前頭・時津海)の各親方や阿武松親方(元関脇・益荒雄)のうち、大嶽と阿武松は貴乃花親方一派であり、時津風と佐ノ山も貴乃花一派に近いと目されている人物だ。
今回の情報源がどこからもたらされてかは不明だが、いずれにせよ角界に自浄能力がないことだけは確かだ。
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