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テーマ:野球観戦記(54)
カテゴリ:野球・埼玉西武ライオンズ2010
▼埼玉西武-福岡ソフトバンク 12回戦(埼玉西武9勝3敗) 観衆24,276人
【武隈が嬉しいプロ初勝利&SBを3タテ】 憎き宿敵SBに連勝し迎えた3戦目の先発は許とエース杉内の対決。許はダルや杉内など対戦相手は何故かエース級ばかりで気の毒だが、それに勝てば信頼も勝星も給料も上がるので頑張ってもらいたい。 さて、立ち上がりから何となく不安定な許は2回にエラーと3安打などで2点を奪われる。相手が杉内なので重い2点と思われたが、直ぐに先頭平尾の3塁打と阿部の2塁打で1点、更に、栗山の三遊間突破の安打で同点に。 これで落ち着くと信じていたけど今日の許は球のキレも制球も悪く、3回、オーティズの犠牲飛球で1点。打者柴原のところで左腕武隈に早々とスイッチ。その武隈も柴原に2塁打され再び2点リードを許した。ウ~ン、何だか嫌な展開。 今日のハイライトは3回裏。2死1,2塁で阿部がしぶとく四球で細川に繋いで2死満塁と攻める。ここで細川は杉内が投じた直球を見事に弾き返し、左中間スタンドに飛び込む何と18日の試合に続く満塁本塁打で4点を奪い6-4と逆に2点のリードを奪った。 ![]() 杉内から満塁本塁打を打つなんて信じられない!この3連戦は細川の為にあったと言っても過言ではない。SB側からすれば細川一人にコテンパンにやられた感じだろう。何しろ打率2割ソコソコの捕手に12打点も許すとは、しかも、3本の本塁打は陽・和田・杉内の左腕投手から奪った一打。 3本の本塁打はいずれも細川が大好きな低目の直球で、まるで吸い込まれるようにSBバッテリーはそこに投げてしまった。 結局、エース杉内は3回終了で降板。その後は両チーム共にゼロ行進が続き中継ぎ投手が踏ん張った。 西武は2番手で登板した3年目の左腕武隈が2回1/3を自責点0で抑えプロ初勝利を手にした。武隈は直球が130~137キロと緩く、チェンジアップやスライダーの変化球とのコンビネーションをSB打線は打ちあぐんだ。 ただし、追い込むまでの制球と決め球に欠けるので、どれかこれと言える球種を身に付ければ先発ローテに定着出来る逸材である。 ![]() この武隈の1勝目をアシストした小野寺(今日1軍登録)、藤田、長田、シコースキーの中継ぎ陣も完ぺきだった。昨年はこうした試合をことごとく落としていただけに、今日の様に相手のエースをKOして奪った勝利は大きい。 これで6年ぶりに地元でSBを3タテしたことで勢いと自信が付いたのは間違いない。しかもSBは和田と杉内の2枚看板を投入しただけに相手に与えたショックは計り知れない。 ![]() 来週は仙台での東北楽天戦と地元でのオリックス相手の6連戦。世間はW杯で騒いでいるようだが、そんな喧騒は私には関係無い!W杯何て翌日のニュースで結果を知る程度の興味しかない。点の入らないサッカーより野球の方が個人的には面白いからね。 涌井がこれに関して興味深いコメントを残しているので紹介する。管理人も涌井と「ほぼ」同じ意見なので...。(ほぼとは、私はCMの合間でも見ませんので) [涌井のW杯に関するコメント] 「ほとんど見ていませんよ。CMの合間にちょっと見るくらいですね。それくらいの関心のなさ。リフティングとかするのは楽しいけど、見るには時間が長すぎますよ」 <ナベQ監督のインタビュー> みんな集中してこの3連戦に挑んで、結果3連勝できたということは、チームにとって凄く大きいと思いますし、これからの戦いの中で良い勢いがついていくと思います。 武隈は2点リードしても守りに入ることなく攻めの姿勢で素晴らしいピッチングでした。 後ろのピッチャーも武隈の初勝利が掛かっていながらの登板だったので、多少プレッシャーはあったと思いますけど、各々が自分の仕事をきっちりしてくれました。 細川は打席で凄く集中していますし、調子の良い選手に良いカタチで繋げられていますので、この状態が長く続くことを祈っています。 中盤追加点が取れそうなときにミスが出て取れませんでしたが、そういうところで点が取れるようにし、今日のこのカードの3連勝を勢いにして、しっかりとした野球をしていきたいと思います。 ![]() ![]()
Last updated
2010.06.21 22:14:48
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