KINTYRE’S DIARY~旧館

2011/04/19(火)22:21

小沢系16人が会派離脱届…執行部は認めぬ意向

政治(87)

小沢氏「私も知らなかった」と、関与を否定 民主党の渡辺浩一郎衆院議員ら小沢元代表に近い比例代表選出の衆院議員16人は、執行部が決めた小沢元代表への処分方針に抗議し、民主党会派の離脱届を岡田幹事長に提出した。 同じ党内に二つの会派が存在する異常事態であるが、新会派結成には岡田幹事長の証人が必要であり、実際には「党内グループ」の一つとしての存在にしかなり得ない。 衆院事務局に新会派「民主党政権交代に責任を持つ会」の結成届を出したが、執行部は予算関連法案の衆院での再可決が可能な3分の2以上の議席確保を目指しているが、離脱を表明した議員が関連法案に賛成しない事態となれば菅政権には大きな打撃になる。 遂に小沢一派が動いた!と思ったが、16人の顔触れを見るといずれもが選挙区を持たない比例代表選出の議員であり、渡辺議員と豊田議員を除く14人が当選1回の議員である。ということは次回の選挙で果たして自分の身分が保証されていない訳で、小沢元代表が幹事長として選挙を取り仕切っていた時に公認され名簿掲載順位が下位ながらも勢いで当選した人たちの集まりだ。 選挙区を持たないことから地元や後援者への義理も少なく動きやすかったのだろう。小沢チルドレンであっても露出度の低い議員達の反乱ではあるものの、予算関連法案での採決で造反にまわると可決が出来なくなり、執行部はその動向を注視せざるを得ない。  ◇会派離脱届を提出した比例選出議員◇ 渡辺浩一郎(東京 <2>) 豊田潤多郎(近畿 <2>) 高松 和夫(東北 <1>) 菊池長右エ門( 同 ) 石井  章(北関東<1>) 川口  浩( 同 ) 水野 智彦(南関東<1>) 石田 三示( 同 ) 相原 史乃( 同 ) 川島智太郎(東京 <1>) 笠原多見子(東海 <1>) 三輪 信昭( 同 ) 小林 正枝( 同 ) 大山 昌宏( 同 ) 熊谷 貞俊(近畿 <1>) 渡辺 義彦( 同 ) 岡田幹事長の会見要旨: 「(16人の議員から)会派の離脱の届け出をきょういただきました。同じ民主党に属しながら会派を離脱するということは、これはできません。できないことはおわかりの上でやっておられることだと思いますが、それはありえないということであります。従って、わたしは会って、そういったことをお話ししたいと思いましたが、単に離脱届を置いていかれたということであります。こういう非常に重要な問題について、単に置いていくというのは理解に苦しむことでもありますが、今の規約上、そういうことは想定されていないということは申し上げておきたいと思います」 「もちろん、従って、これは(衆議院)議長のところにも行かれたと聞いておりますが、当然、届け出はなされていないと。党にも、それから衆議院にも届け出はなされていないということであります。で、いろいろご意見おありだと思いますが、わたしは意見交換することにやぶさかではございません。ただ、それぞれ民主党公認で出て当選をされた議員のみなさんですから、やっぱり責任ある行動ということは求めたいというふうに思っております」 「届け出が成り立たないのは議員ならわかっているわけであり、パフォーマンスといわれても仕方がない」

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