映画『サブウェイ123激突』を観て
9-51.サブウェイ123■原題:The Taking Of Pelham 123■製作年・国:2009年、アメリカ■上映時間:105分■字幕:寺尾次郎■鑑賞日:9月9日、渋東シネタワー(渋谷)スタッフ・キャスト(役名)□監督:トニー・スコット□脚本:ブライアン・ヘルゲランド□原作:ジョン・ゴーディ◆ジョン・トラヴォルタ(ライダー)◆デンゼル・ワシントン(ウォルター・ガーバー)◆ジョン・タトゥーロ(カモネッティ警部補)◆ルイス・ガスマン(レイモス)◆マイケル・リスポリ(ジョンソン)◆アーンジャニュー・エリス(テレーズ・ガーバー)◆ジェームズ・ガンドルフィーニ(ニューヨーク市長)【この映画について】大都市ニューヨークに張り巡らされた地下鉄を何者かがジャック。その犯人と交渉役を任せられた地下鉄職員との手に汗握る交渉劇を描いたサスペンス・アクション。片や頭のキレ者の犯人、片や地下鉄を知り尽くした経験豊かな職員という異色の組み合わせが、言葉による白熱のバトルを繰り広げる。主役2人の会話が中心となるだけに俳優の演技力が重要となるが、ガーバー役にデンゼル・ワシントン、犯人のリーダー役にジョン・トラボルタと、そこは演技派の俳優を配する完璧な布陣。2人の巧みな演技が観る者をぐいぐいと引き込んでいく。監督を務めたのは名匠トニー・スコット。ジョン・ゴーディーの原作は1974年にも一度映画化されている。(この項、gooより転載しました)【ストーリー&感想】ニューヨーク、午後2時。した。地下鉄ぺラム123号(ぺラム駅発1時23分発)の電車が不意に停車4人組の男が地下鉄をジャック、先頭の1車両を切り離して乗客19人を人質に立てこもった。犯人は無線で地下鉄運行指令室に連絡し、59分以内に市長に1,000万ドル用意させろと要求。連絡役には最初に無線で話をした地下鉄職員のガーバーを指名してきた。人質救出班のカモネッティ警部がそれを代わろうとすると、犯人は乗客を射殺。犯人との交渉役に就くガーバーだが、彼は日本企業との不正取引疑惑容疑で左遷されたばかりだった。ライダーはち密に計算された動きでグループを束ね、容赦なく次々と要求を突き付ける。そして、PCを持ち込みあらゆる情報に対応するのだが、PCでガーバーの不正疑惑を調べ上げ真実を吐くように要求するなど、要求は身代金だけではなく警察側も対応に苦慮する。制限時間の59分は刻々と進み1,000万ドルを要求した理由も判明するが、カモネッティ警部補は犯人の身元が分からずイライラは募るが、人質が持ち込んでいたPCのビデオチャットがガールフレンドに繋がり、車内の様子がライヴでネット配信され身元が判明。この辺から動きが加速し、何とか制限時間以内に身代金を届ける手筈が整うがギリギリ時間に間に合わず人質が犠牲になった。そして、遂に、ガーバーとライダーら犯人グループが対峙し、ライダーは明晰な頭脳で相手の裏をかき地下鉄構内からの脱出に成功し目的は達したかに思ったのだが...。犯人グループは脱出するまでの計画は綿密だったが、逃走ルートは意外だった。多くの人でごった返すNYで、目立たず逃走するのはやはり困難だった。最後は、ガーバーがライダーを追い詰めた。この映画、1974年にも「サブウェイ・パニック」の邦題で公開されTVでも何度も放送されています。私は、当時はまだ学生でしたが映画館でみた記憶があり、地下鉄を舞台にしたパニック映画で大いに興奮した覚えがある。エンディングは多少異なっている様な気がするし、犯人グループの動機も現代風になっているしPCの存在も今ならではだ。デンゼルとトラヴォルタのトランシーバー越しの会話もこの映画の特徴で、何故、ライダーが彼を指名したのかも決して偶然では無かった。全てが計算し尽くされていながらも、逃走経路だけはアイデアは良かったが詰めが甘かった。冷静なデンゼルより、ユーモアを交えながらも冷徹さがあり頭のキレも抜群なトラヴォルタの演技に惹かれました。ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい)