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KINTYRE’S DIARY~旧館

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美術館、博物館、芸術鑑賞

2010.11.09
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「ゴッホ展」~こうして私はゴッホになった

11月1日、有給休暇を利用して国立新美術館で開催されている「ゴッホ展」に行ってきました。

これまでゴッホ関連の展示品はいくつか観てきましたが、今回の展示会は「ゴッホ自身」にスポットをあてているので、早速平日の朝から行きました。10時開場の所を、ほぼ10時には着いたのですが、既に10分待ちでした。平日なので行列にはおばさん達がずらりと並んでいました。

展示場は以下の6つのテーマに分かれています。

1.伝統-ファン・ゴッホに対する最初期の影響
2.若き芸術家の誕生
3.色彩理論と人体の研究-ニューネン
4.パリのモダニズム
5.真のモダン・アーティストの誕生-アルル
6.さらなる探求と様式の展開-サン=レミとオーヴェール=シュル・オワーズ

ゴッホの作品と言えばどうしてもアルルに移ってからの作品が有名な様で、個人的にもオランダ時代の若いころの作品は見覚えが無かったので、その辺が分かったので良かったです。
彼が静物画を数多く描いていたことや、ミレーの影響も受けていた様子が理解出来る構成になっていて、私の様に絵画初心者には分かりやすかった。
また、これも初耳でしたが、日本の浮世絵から学んだ平坦で強烈な色彩や大胆な構図、それまでに彼が吸収したあらゆる要素が、アルルで一気に開花したのですね。
この第5章では、有名な「アルルの寝室」(1888年)をほぼ実物大でこの部屋を再現する試みは興味深かった。絵をこうして立体的にみると、この部屋が狭かったことが分かるのと、細部に渡って絵に忠実に再現している点は評価したい。従来の展示会でこのような企画は無かっただけに、このアイデアは素晴らしい。

最後に、ゴッホは御存知のようにアルルに移り住みゴーギャン(ゴーガンとも表するようです)と共同生活をするのですが、価値観の違いなどで直ぐに破綻し、その後、精神的にも不安定になり終末を迎えます。
そのゴッホが弟のテオに宛てた手紙が数多く展示されていました。こうすることで一人の偉大な画家の足跡と、彼に影響を与えた画家たちとの関係が垣間見えた、そんな展示会でした。

因みにヘッドホンの解説(500円)はTBS安住紳一郎アナのナレーションで、音声ガイドシート式です。

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Last updated  2010.11.28 16:46:39
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2010.05.13
「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」(European Masterpieces From The Museum Of Fine Arts,Boston)が六本木の森アーツセンターギャラリー(森タワー52F)で開催されていたので有給休暇を取得して行ってきました。

ボストン美術館が誇るヨーロッパ絵画コレクションから、16~20世紀の選りすぐりの80点を「肖像、宗教、日常生活、風景、静物」などと言ったテーマ別に展示されていた。

「風景」ではクロード・モネの「積みわら」など彼の10作品や、独特な色遣いが流石だと思わせるゴッホの「オーヴェールの家々」などが目を引いた。
「日常生活」ではルノワールやモネが家族をモデルにして描いた作品やジャン・ミレーの農民の働く姿を描いた作品が特徴的だった。

他にもアルフレッド・シスレー、ベラスケス、レンブラント、マネ、セザンヌ、ロートレック、コロー、ドガなどの作品も展示されていて、日本人好みの芸術家たちの作品が多く、絵画に詳しくない自分でも十分に堪能出来た。

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Last updated  2010.07.13 22:42:29
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2010.02.12
ルノワール~伝統と革新

国立新美術館で「ルノワール~伝統と革新」(Renoir:Tradition And Innovation)を観にいってきました。ルノワールの展示会といえば、一昨年の5月にBunkamuraでも開催されていたので、一部展示品が重なっていたものもあった。

今回の展示会では、ルノワールの代名詞ともいうべき女性像や裸婦像のほか、風景画や静物画、装飾画にも取り組んだルノワールの豊で幅広い芸術の全容を、ボストン美術館やワシントン・ナショナル・ギャラリー、オルセー美術館などの海外の美術館からと国内からもポーラ美術館などから集めた約80点を通して紹介している。

ルノワール、アンリオ夫人の肖像.jpg第1章:ルノワールへの旅(The Journey To Renoir)
第2章:身体表現(Expressions Of The Body)
第3章:花と装飾画(Flowers And Decorative Paintings)
第4章:ファッションとロココの伝統(Fashion And The Rococo Tradition)








印象派の巨匠として知られるルノワールの生涯を4章に分けて展示していた。
第1章では印象派としてスタートしたルノワールが肖像画家へと移行する作品を中心に並べていた。中には彼がアルジェリア旅行の時に描いた作品もあり、パリのアトリエで描いていた作品との色使いの違い等が見て取れる。

第2章ではイタリア旅行で影響を受けたラファエロの作品にヒントを得て描かれた作品に混じり、水辺に横たわる裸婦像など女性を中心にした作品群が続く。

第3章ではギリシャ神話を基にした画や、静物画も多く展示されている。静物画では花や果物を描いた作品が目立つ。一見地味な静物画だが背景や花を美しく見せる色彩や花瓶の描き方などにも注目してみると興味深いかも。

第4章ではモデルの女性が身につける当時の最新ファッションなどに注目したい。ルノワールは人物を描く際に、ワザワザその人物に相応しい装飾品を自らが買い与えていたと言うほど細部に拘っていたそうだ。ここでは帽子やドレスに注目したい。

今日、入場したのは開館直後の10時頃だったので比較的空いていたほうだが、それでも中年以上の女性を中心に混んでいた。
展示品の解説も細かく、初心者にも分かりやすかったし、TV映像でルノワールの作品について紹介するコーナーもよかった。今回の展示品は箱根のポーラ美術館からの貸し出しが中心になっていて、ポーラ美術館がルノワール作品のX線調査や赤外線調査で浮かび上がった製作過程の解説も興味深かった。

因みにヘッドホンの解説(500円)は松坂慶子のナレーションでした。

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Last updated  2010.02.14 16:24:51
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2009.12.06
THEハプスブルク


ハプスブルク家は、13世紀から20世紀初頭にかけて600年以上の長きに渡りヨーロッパに君臨した名門王家として知られている。
ハプスブルク王家出身の王達は美術品を熱心に収集し、多くの優れた芸術家達を庇護した。ハプスブルク家のコレクションは多岐に渡り、今回の展示会では絵画だけではなく工芸品や武具までもがコレクションとして展示されている。

国立新美術館では「THEハプスブルク(Treasures Of The Habsburg Monarchy)」展と銘打って、数々の美術品を中心に展示されていた。
展示会は12月14日までと期限が間近に迫っていたので4日(金)の午後に会社を早退して行って来た。

ディエゴ・ベラスケス 白衣の王女マルガリータ・テレサ.jpg【テーマ】
1.ハプスブルク家の肖像画
2.イタリア絵画
3.ドイツ絵画
4.特別出品(明治天皇がハプスブルク家に贈った絵画や蒔絵棚など)
5.工芸と武具
6.スペイン絵画
7.フランドル・オランダ絵画



この7つのテーマからも分かるように、ハプスブルク家の絵画コレクションの中心は「肖像画」です。絶大な権力と富を誇ったハプスブルク家は多くの宮廷画家たちに自らの肖像画を描かせていました。
それらの肖像画は権力の象徴として利用される場合もあるが、その反面、一家の成長の記録でもあり、王女の場合は嫁ぎ先への贈り物としての性格もあったようだ。
どの肖像画も一家の繁栄を物語るように女性は優雅に着飾り、男性は威厳に満ちたポーズを取っている。

今回の展示会に出品された作品は一家のコレクションの一部としてのルーベンスやベラスケスの作品に加えてエル・グレコやラファエッロの作品も出品されています。

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Last updated  2009.12.13 23:09:54
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2009.09.04
海のエジプト展



パシフィコ横浜で開催されている「海のエジプト展」(Egypt's Sunken Treasures)を8月28日に観にいって来た。
私自身、エジプトに関する単独の展示会に行くのは初体験で、○○博物館展のような企画で古代エジプトに関する展示物は何度か見ているが単独のは今回だけです。

この展示会では、アレクサンドリアの海底遺跡から発掘された展示物が中心となっていて、展示会のサブタイトルも「海底からよみがえる、古代アレクサンドリアの至宝」であることから判るだろう。

幾つかのコーナーに分かれていて、マメに映像で発掘の様子や専門家の解説がある。当時のアレクサンドリアが栄華を誇っていた様子が良く分かった。



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Last updated  2009.10.04 23:01:56
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2009.05.29
ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画

昨日、有給休暇を利用して国立西洋美術館で開催中の「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」(Les revolutions de Fage classique:La pain\ture europeenne du XVIIeme siecle dans les collections du Musee Du Louvre)を鑑賞してきました。
この展示会は六本木の国立新美術館で開催されていたルーヴル美術館展~美の宮殿の子どもたちと併せてみることで、ルーヴル美術館の所蔵品の多様性を理解出来ると思います。
今回の展示会は6月14日までと残り少なくなってきたこともあり、正午頃に上野に着いた時には既に長蛇の列が出来ていて「60分」待ちでしたが結局約50分雨の中を待って入館出来ました。

この展示会は3つのテーマに分けられています:
1.「黄金の世紀」とその陰の領域
2.旅行と「科学革命」
3.「聖人の世紀」、古代の継承者?

この3つのテーマでは、宮廷的な世界と貧しい農民の姿が対置され、或いは自然科学の発達と拡大する世界がもたらした新たな社会の諸相が概観され、さらに、宗教改革以降のキリスト教社会がどのような宗教絵画を生み、また、新たな規範を確立していったのかが探求されていく。(パンフより引用)

今回の展示会でやはり一番の注目はオランダはデルフト出身のヨハネス・フェルメールの作品でしょう。彼の作品は1のコーナーに展示されている「レースを編む女」で1669-1670年頃の作品と言われています。

フェルメール、レースを編む女


2の旅行と「科学革命」では、17世紀になって近代化の波が押し寄せ始めてきたヨーロッパにおいて、芸術家たち取り分け宮廷画家たちは積極的に画の題材を探しにヨーロッパ各地を巡っていたようです。
展示品の中にはブラジル、オランダ、スカンディナヴィアなどの風景などを描いた作品がありました。

3の「聖人の世紀」、古代の継承者?では、宗教改革後のキリスト教世界の価値観に変化が現れ、それらはこの時代の宗教画にも影響をもたらしていたことが分かります。
ただし、このパートは画をじっくりと鑑賞するのと同時に、そこに描かれている宗教画の背景やキリスト教誕生の歴史などを理解した上で鑑賞するとより一層興味深いものになるでしょう。

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Last updated  2009.06.04 21:35:13
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2009.04.26
「ルーヴル美術館展」

22日に有給休暇を取得して国立新美術館(六本木)で開催中「ルーヴル美術館展、美の宮殿の子どもたち」(L'Enfant Dans Les Collections Du Musee Du Louvre)を鑑賞してきました。

ルーヴル美術館展は国立西洋美術館においても異なるテーマで開催されているが、この日は六本木での展示会に行き上野の方は後日必ず行きます。

ルーヴル展.jpg【テーマ】
1.誕生と幼い日々
2.子どもの日常生活
3.死をめぐって
4.子どもの肖像と家族の生活
5.古代の宗教と神話のなかの子ども
6.キリスト教美術のなかの子ども
7.空想の子ども




この美術館展では7つの部門から200点以上の至宝が展示されている。その7部門とは以下の通りです。
1.古代エジプト美術
2.古代オリエント美術

3.古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術
4.絵画

5.彫刻
6.美術工芸品
7.素描・版画

ルーヴル美術館には膨大な「絵画」のコレクションがありますが、同時に、フランスが世界各地から収集した工芸品や古代美術品らの膨大なコレクションもありその一部が来たということですね。
今回のテーマはあくまでも「子どもたち」であり有名画家の作品展ではありません。こうした展示会で「子ども」に限定してテーマにしたものは最近では記憶にありませんね。従って、これと言った目玉がある訳ではないですが、ポスターの写真にあるルーヴル美術館唯一のこどものミイラは興味深く観察しました。

この子どものミイラはそれ自体が珍しいですし滅多に見学できるものでは無いです。また、古代エジプトのファラオが少年の姿で描かれている彫刻もありました。
その他の展示物でユニークだったのは、古代の子ども向けと思われるオモチャの存在です。古代の子供たちがこのオモチャを使って遊んでいる姿を思わず思い浮かべました。

この展示会はルーヴルの膨大なコレクションの一部でしょうが、「こども」というテーマに限定しているにも関わらず、これだけ多くの展示品を目にすることが出来るとは流石ルーヴルですね。

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Last updated  2009.04.27 23:58:47
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2008.12.10
「新国立」「サントリー美術館」ピカソ展

今日は有給休暇を1日取得して、六本木の「国立新美術館」で開催中の「巨匠ピカソ 愛と創造の奇跡」を午前に、午後からは「サントリー美術館」での「巨匠ピカソ 魂のポートレート」の2つの展示会を観て来ました。
どちらも六本木エリアの美術館であることで、ピカソという同じテーマでの美術展は珍しいので前から楽しみにしていた展示会です。この企画はパリの国立ピカソ美術館が改装されることで休館となっているこの時期に、ピカソの故郷スペインから中東そして六本木を廻るワールドツアーの一環としての展示会です。
公式HP
ピカソ、ドラ・マールの肖像.jpg

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【巨匠ピカソ 愛と創造の奇跡】
1.プロローグ
2.1904-09年
3.1909-14年
4.1904-21年
5.1921-35年
6.1930-40年
7.1937-52年
8.ラスト
ピカソは「青の時代からばら色の時代」に始まり「キュビスム」「新古典主義」「シュルレアリスム」と作風が変化していった。この巨匠ピカソに影響を与えたのは画家たちだけではなく、彼を取り巻く女性の影響がある意味で彼の作品にもっとも刺激を与えていた。
その彼の作品には彼が当時交際していた女性をモデルとして描いている作品がこの展示会でも多数飾られていた。
【巨匠ピカソ 魂のポートレート】
1.初期~青の時代~Early Years and Blue Period
2.キュビスム時代の周辺~Cubism
3.新古典主義からシュルレアリスム~Neoclassicism and Surrealism
4.ミノタウロスと牡牛~The Minotaur and the Bull
5.戦中から戦後、そして晩年~The War Years and Later

一方、彼は多くの自画像を描いてきた作家でもある。彼が描くテーマは多岐に渡っているが、一見テーマが無いように見えても登場人物はピカソ自身を投影した形で作品になっていることに気が付く。自画像を通じて自らの存在を問いかけているように、鑑賞する立場の者へ自らの内面をどこまで読めるか試しているようにさえ感じる。
ピカソ自画像1901年.jpg
ピカソの絵画はこれまでも「○○美術館展」などの企画で数点、箱根のピカソ館で鑑賞してきたし、「ゲルニカ」をマドリードで観たりと彼の作品に触れる機会はありました。
それでも今回の展示会のように「ピカソ」単独の企画展は初めてでしたし、しかも2つの近隣の美術館で展示会を観れたのは良かったです。

それにしても「青の時代」は理解できますが、何度見ても「キュビスム」時代は私のレベルではタイトルと絵画の内容が一致しませんでした...

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Last updated  2008.12.21 18:22:36
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2008.08.26
フェルメール展


21日(木)に休暇を取って東京都美術館で開催中の「フェルメール展、光の天才画家とデルフトの巨匠たち」(Vermeer and the Delft Style)を鑑賞に行ってきました。
展示会に行くのは好きな管理人ですが、美術品の薀蓄を語れるような知識を持ち合わせていないので「有料ガイド」は有りがたい存在。今回は、タッチペンをガイドシートの上からなぞると音声ガイドが聞けるシステムでした。このパターンは始めてでガイドシートは記念に持ち帰りました。

さて、フェルメール展と言えば「牛乳を注ぐ女」が昨年国立新美術館で展示されたのを観にいきましたが、その時のフェルメールの出展作品はその1点だけでした。彼の36作品と言われる中で、今回の展示会には7作品が展示されました。当初は「絵画芸術」も出展リストに挙がっていましたが、オーストリア政府の海外出展許可が下りず7点の出展となったようです。

フェルメール、ヴァージナルの前に座る若い女.jpg


ヨハネス・フェルメールは、オランダのデルフトという小都市の出身であり、今回の企画展示のタイトルに「デルフトの巨匠たち」と銘打っているように彼の36作品全てを展示しているわけではありません。
しかし、今回の展示会では東京都も頑張って7作品を展示し、さらにその他の彼の全作品をパネルで原寸大で展示しているのには好感がもてた。

この展示会でのフェルメールの作品は:
1.マルタとマリアの家のキリスト(1655年頃)
2.ディアナとニンフたち(1655-56年頃)
3.小路(1658-60年頃)
4.ワイングラスを持つ娘(1659-60年頃)
5.リュートを調弦する女(1663-65年頃)
6.手紙を書く婦人と召使い(1670年頃)
7.ヴァージナルの前に座る若い女(1670年頃)

の7作品。この中で「7」の作品だけが個人所有の作品で、その他は欧米の美術館所蔵の作品だ。中でも「7」は真贋論争が長年に渡って繰り広げられてきた作品とのことで、10年にも渡る鑑定の結果「真作」と判定された。それでも未だに一部では「贋作では」とも言われているそうだ。
「牛乳を注ぐ女」もそうだったが、この作品は小さな額縁で飾られた作品でフェルメールの他の作品に比べると地味な印象だ。
1,2はフェルメール作品では珍しく宗教的なテーマを持ち合わせている。4~6はフェルメールらしい窓際の光景が描かれていて、一見して彼の作品と想像できる。3はそんな彼の作品の中で、彼のスタイルが確立される少し前の作品で珍しく町の様子を描いている。

「デルフトの巨匠たち」の中では、ピーテル・デ・ホーホはフェルメールと同時期の画家で彼の画風にはフェルメールのスタイルの影響が色濃く反映されているようだ。

展示作品は39点と展示会にしては少ない部類でしたが、フェルメールの数少ない作品の中の7つが一堂に会するという点では、今後もこれだけの作品展示会が企画されるか分からないので貴重な展示会だったと思います。

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Last updated  2008.09.10 23:05:07
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2008.07.20
コロー 光と追憶の変奏曲を観て

16日(水)に年休を取って国立西洋美術館(世界遺産登録されます)で「コロー 光と追憶の変奏曲(Souvenirs et Variations)」を鑑賞しました。

第1章:「初期の作品とイタリア」(Les Debuts et L'Italie)
第2章:「フランス各地の田園風景とアトリエでの制作」(Campagnes de France et Ateliers)
第3章「フレーミングと空間、パノラマ風景と遠近法的風景」(Cadrage et Espace,Vues Panoramiques et Perspectives)
第4章:「樹木のカーテン、舞台の幕」(Rideaux D'Arbres,Rideaux de Scene)
第5章:「ミューズとニンフたち、そして音楽」(Muses,Nymphes et Musique)
第6章:「想い出(スヴニール)と変奏」(Souvenirs et Variations)

「クリスシュ=ヴェール:コローのグラフィズム」(Cliches-verre:Graphisme de Corot)

コロー、真珠の女.jpg


19世紀のフランスの画家、カミーユ・コローが生み出した数々の叙情的な風景画や人物画は、印象派の画家たちだけにとどまらず世界中の芸術家たちに大きな影響を及ぼしたと言っても過言ではない?
今回の展示会では主にルーヴル美術館の所蔵品コローの代表作群を中心に、日本国内に散らばるコローの作品も交えて、初期のロマン主義的風景からイタリア留学を経て真摯なレアリズムの時代から始まり、コローの作風に強い影響を受けた芸術家たちの作品もあわせて展示されている。

例えば、コローの描いた作品とそっくりの構図をもつ他の画家が描いた作品を同時に展示する手法は分かりやすかった。コローの作品以外ではルノワール、モネ、シスレー、ピカソ、ブラックなどの作品との比較は、彼の影響が大きかった証拠であろう。

この展示会の目玉はコローのモナリザと言われる「真珠の女」である。
ところが、この画のタイトルにある「真珠」はこの画のどこを見ても見つからない。一体、その謎とは...ナンだ、そうだったのかと間近で見ると分かるのだった。確かにこの画は一度みたら、直ぐに「モナリザ」と似ていると感じると思いました。
コローの特徴は、こうした人物画だけではなく印象派或いはバルビゾン派として、その遠近法を活かした風景の美しさや静寂さには胸を打たれます。「ヴィル=ダブレー」を多く描いていて、こうした画を見ているとまるで観ている自分がそこに居るかのような錯覚に陥るから不思議です。

私は「真珠の女」より、第2章で展示されていた「ヴィル=ダブレー、水門のぞばの釣り人」(モントリオール美術館所蔵)が一番印象に残りました。コローはこうした風景がでは必ず大きな木を描きますが、大空と水面と木々のコントラストは素晴らしいです。
こういう風景の場所に、一度、行って見たいな~。そういう想いを抱きながら、猛暑の上野を後にしました。

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