先ほど娘の小学校まで歩いて行きました。
小学校は我が家から歩いて15分くらいの小高い所にあるのですが、行くときの道のりはすべて坂道です。それも結構な坂で、上りきったあたりでは大の大人が息を切らして到着するような坂なのです。もちろん車で行けるのですが、学芸会や運動会があるとき、勇んで歩いてもまず一気に到着することはありません。高台ですから途中で市街地が見下ろせる場所があり、大人はそこまで来るとまず一休み。一息ついたところで校門に向かいます。
子供たちにとって冬は体が温かくなってちょうどいいものの、春、夏になると学校に着くころには汗だくになります。これは鍛えられますよ。娘を含め子供達は皆この坂を「地獄坂」と呼んでいます。開校60年になる小学校ですが、これまでの卒業生すべてがそう呼んで来た思い出となる坂なのです。しかし学校や先生方はそう考えてはいません。学校便りや連絡プリントに記される坂の名は「健康坂」。見方が変われば天と地くらいの呼び方の変化があります。でもどちらにしても子供たちの健康に貢献していることだけは確かです。私も時折PTAの防犯当番で朝にこの坂で子供たちが登校する姿を見送りますが、汗を拭き拭きあごを出しながら歩いていく子供たちに、がんばれがんばれ、と声援します。
苦しい歩きの次に学校で待つのは楽しい友達との遊び、語らい。人生楽ありゃ苦もあるさ~、どこかで聞いたようなフレーズですが、娘に教室に行けば○○ちゃんと遊べるからがんばれ、と言うと「勉強がなければもっと楽しい」こらこら。続けて言うには「学校が下にあれば楽に行けるのに」、それでは帰りが上り坂だよ、「上らなくてもいいようにあたし学校に泊まる」。
運動嫌い、勉強嫌い・・・どうして子供はこうも親の子供時代に似てくるのか
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