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サラリーマンを辞して飛び込んだこの世界ですが、私はその会社の「退職者の会」には加入しています。その退職者の会から3ヶ月に1回は会報が送られてくるのですが、昨日送られてきた会報の「お悔やみ」の欄によく知る女性の名前がありました。かつての同僚でした。同僚といっても親子ほど年の違う方でしたが、私が若い頃その方の仕事を陰で支える役目をしていましたのでよく話しをし、お互い退職者となった最近も手紙のやりとりをするなどお付合いはしていました。昨年11月に亡くなられたそうで、知らずに今年も年賀状を出してしまいました。残念でなりません。 どこの企業においても「退職者の会」というものは高齢者が多いものです。私もその会合などに出ますと最若手の一人。かつての上司はすっかり頭が白くなり、腰が曲がってしまった人もいる。かつての張り切り上司の姿など微塵も見られぬ方もいらっしゃる。会社のため苦労して、気をすり減らして仕事をして来た人が解放されたとはいえ、年齢から来る衰えはどうすることもできないのです。 中には困った人がいるもので、昨年の退職者の会の定時総会後の懇親会で目撃した一こまが忘れられません。その方はもう70歳後半になるかつては支社長にまで昇りつめた方でしたが、酒が回るにつれそばにいた当時の部下(これも70歳がらみ)をつかまえて「おいこら」の口調で会話を始める。元部下はもう今は同じ退職者なのだから、という対応をすれば「オレに向かってその言葉遣いはなんだ!」とついに喧嘩に発展した。いつまでたってもトップの座にあった自分の過去の栄光に浸りたいのであろう。元部下はついに椅子を蹴って懇親会会場から立ち去った。この元部下はもう2度と総会にすら来ないであろうし、私もこの元支社長は今後来てほしくない。このような体質がある限り今後会社を退職して入会してくる「若手」の数は増えない。 今回亡くなった元同僚のように、亡くなって残念と思われる退職者仲間になったほうがいいか、もう会合にも来てほしくないと思われるような仲間になるのか、人は地位じゃないと思う今回の会報のお悔やみ欄でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月12日 22時01分44秒
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