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今、離婚したがっている夫婦の夫から相談を受けています。なぜ夫からかというと、妻の人格が尋常ではなく、精神科医に診せれば間違いなく精神分裂病と診断されるであろう状態で、夫との接触を絶ち2年前から別居しているからなのです。夫が8年前から書き綴った妻の異常行動、言動のメモなどを見せてもらいました。私は知り合いの家族に精神分裂病の人がいて、その行動をよく見ていましたがそれと全く同じ状況なので、まず間違いないと思われます。 夫は2年前の別居当時病気により失職療養中で、2人の娘がいましたが2人とも妻が連れて飛び出して行きました。しかし中1の長女は別居数ヵ月後に母親の度重なる言葉による虐待と人格の異常さに嫌気がさし、父親(夫:相談者)の住まいに雨の真夜中を傘もささず20km歩いて逃げてきました。到着時、次女の妹も連れてきたかったが、(小学校低学年だったために)連れて来られなかったと泣きじゃくっていたそうです。次女は今でも母親の元にいます。 別居して夫は実父母の家に身を寄せたのですが、妻は夫の通帳、印鑑類をことごとく持ち出したので療養中の夫は無一文同然。しかも正常でない精神のためか1年間ですべて使い果たし、今度は家裁に対し「婚姻費用の分担調停」を申し立てる始末。今もなお失業給付を受けている夫に対し、毎月16万円よこせというのです。妻は調停委員との協議でも錯乱状態でわめきちらし、話しなど聞くものではありません。申立者であるはずの妻から事情聴取がほとんどできない状況であったそうです。夫との協議では過去のいきさつ、夫の現状の事情聴取が終わって調停は審判に移行し、双方1人ずつ子供を保育していること、夫は収入がほとんどないことから毎月2万円の婚姻費用を支払うように、という審判が下されました。 私は金額はともかく、夫側の全面勝利と感じています。しかし夫は裁判所の審判に服して婚姻費用を毎月支払わなくてはなりません。 この事例で最大の被害者は2人の子供です。2人とも生まれて物心がついてから母親の異常行動の中でびくびくしながら生きてきたのです。そして理解者だった父との別離。長女はなんとか父親の元に逃げて来て、今はやさしい祖父祖母のいる家でのびのび育っています。次女は母親の監視の中どのように育っているのでしょうか。父親が心配で学校の校長、担任と接触しようとしても、母親が「父親が娘を殺しにくる」と言っているそうで、学校関係者もこれを信じ父親との接触を拒絶しています。 上記のことは夫から聞いただけではなく、私なりにかなりの情報を得ていますし、事実確認もしています。父親は今でも下の子を助けようと、離婚調停を申し立て親権を取り戻そうとしていますが、その調停の場でも妻は錯乱状態になるので裁判所もどうにもなりません。不成立に終りました。残すは離婚訴訟になりますが、これは行政書士はお手伝いができません。そして精神的なアドバイスしかできません。 この家族の行く末を心配しながらしばらくはお付き合いすることになるでしょう。長女が父、祖母と並んで明るい笑顔をしている写真を見せられほっといたしました。その反面、次女のことがとても心配です。私以上に相談者である父親の心が和む日がいつ来るのか、それができる日を心待ちにしているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月11日 11時37分39秒
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