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私が趣味でやっているアマチュア無線の交信をした仲間から、このブログを見ていますよと言われました。ありがとうございます。「先だっての離婚についての文章は身につまされる。」とのこと。そうですか、実は私もそうなのでお互い様でございます、私だってヤマノカミ殿の一挙手一投足が気にかかるところです。
今日は離婚時における「慰謝料」についていささか述べてみましょう。 「別れるときに慰謝料をふんだくってやるんだから!」この言葉は妻側からの言葉が多いようでございます。でもそんなに請求できるのでしょうか。法は離婚において慰謝料を請求できる要因を次のように定めています。 ◆婚姻関係を破綻に至らしめた側を「有責配偶者」と申します。この人が慰謝料を支払う義務を負うのです。(夫だけとは限りませんよ) (1)不貞行為 婚姻が通常である間の不貞行為が該当します。単なる浮気では原因として立証できないでしょう。不貞行為により別居に至り婚姻生活が破綻した場合には認められることがあると思われます。よくテレビで不貞の行動を陰から盗み撮りしたりして証拠を突きつける場面がありますが、行為そのものが違法行為ですからお気をつけて。 (2)悪意の遺棄 上にも絡みますが夫婦関係を拒み続けたり、勝手に家出をすることは、悪意の遺棄に該当します。また、「出て行け」といって強制的、物理的に追い出した場合もこれに該当します。短気は損気と言いましょうか。 (3)婚姻を継続しがたい重大な理由 暴力がその最たるものでしょう。これを証拠とするには医者の診断書をもらい、その後警察に行きましょう。その他プライドの高い配偶者や、言葉による攻撃などがひどい場合は医師の診断を受け、別居が望ましいとの診断をもらって家裁への調停に望むことができます。 以上のように(1)から(3)は夫側によく該当することが多いタイプなのですが、最近多い妻側からの、単に「性格が合わない」「おもしろくない」「つまらない」という理由で離婚をする場合は慰謝料の請求は難しいと思います。逆に妻が出て行って悪意の遺棄に該当する場合は夫側から慰謝料請求だってできるのですよ。 慰謝料は当人同士の協議で決まることも多いのですが、家裁における調停、離婚訴訟で決めてもらうことも正当な金額を得られる手でもあります。 判例で慰謝料の金額を見てみました。 婚姻期間が5年以上10年未満は200万円から400万円程度 婚姻期間がどんなに長くとも500万円を超えるケースは稀のようです。でも諸外国の有名人や日本の芸能人などは離婚慰謝料が「?億円」などということがありますがどのような計算方法なんでしょうか。想像もつきません。 ・・・私、有名人でなくてよかった。(モッテイルモノモナイシ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月11日 11時43分41秒
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