|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨晩、高校の同期会がありましたので行って来ました。この会は毎年一度行なわれており、最初はクラス会だったのですが現在は拡大されて、当時の同年生に呼びかけを行い実施されているものです。
血気盛んだった若者はもはや初老と言われるほどの年齢になり、会場に置かれた卒業アルバムを見れば、その面影どおりの者、変わりすぎて誰もわからない者さまざまです。しかし、名札を見て「オー、○○か!」と声をかけられ、瞬時に30年以上にタイムスリップをする。そして人生の中で最も楽しかった思い出を肴にジョッキがあっという間に空になるのです。 先生にあれだけ反発をしていた者が今や校長先生になっていたり、当時はやっていた長髪を肩まで伸ばしていた者が光り輝く頭になり、女子高との合コンをしようと画策ばかりしていた者がまだ独身を続けていたり、それぞれの変遷は多種多様です。乾杯の後は席を代わり合って和やかに、そしてあっという間に3時間が「閃光」のごとく過ぎ去っていきました。 今は組織のトップとして社会を生き抜いてそれぞれの道を歩んでいるが、主賓である当時のクラス担任の先生お2人が元気に毎年参加されることに感謝しています。この先生達がいらっしゃればこそ、私達もまだまだがんばらなければという活力が沸いてくるのです。いつまでもお出でいただけることを願うところです。 会も終焉に近づき、それまで飲んでばかりいたやつらもまた席に戻り始めてテーブルの食事に手を出し始めました。高校時代、腹ばかりすかして授業中にこっそりパンをかじったり、早弁に勤しんだあの頃に戻った顔を思い出すひと時でした。 私は母親がこしらえた弁当を1校時の休み時間に1/3を。2校時の休み時間に残りの半分。3校時目にすべて食べ終える。そして昼休みは学食に走り出す。そういう食べ方をしたことを思い出します。その弁当を作ってくれた母親も昨冬に他界しました。今年は初盆でしたが、どんな思いで弁当を作ってくれたのかな、と思っています。 弁当に丹精こめる親心、そのありがたさを今に知り、遺影の中に笑みを見る。 親孝行をしたいときには親はもういない。人間の永遠の課題のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月16日 18時40分42秒
コメント(0) | コメントを書く |