2009年12月21日

相続手続まずは一件落着

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 亡夫から妻に土地、建物の所有権を移転する登記変更手続きを司法書士に依頼してから1週間ほどで、私の手元に登記事項証明書、登記済証が渡されました。所有者がしっかりと妻の名になっておりました。よかった。原本還付請求をした戸籍謄本なども返ってきました。

 他に遺産はないようです。この登記事項証明書などを「はい終わりました」とただ渡せばそれでことは済むのですが、それでは亡くなった私の元同僚に対して不親切です。そこで相続手続をこのようにいたしましたと一連の綴りにして「成果報告」をしました。法務局から戻された戸籍謄本などを綴って1冊のファイルにしました。

・相続人調査
・財産調査
・特別代理人選任申立
・遺産分割協議
・不動産登記
・負債処理
・終わりに

 これを見ればどのように遺産が妻に移転し、負債の処理がなされたか一目瞭然になります。そして「終わりに」では私がこの手続きに携わった感想を書きました。このようなことがなければ父子の触れ合い、夫婦の時間がこれから数十年間はあったのです。かつて机を並べて仕事をして酒を酌み交わしあい、最後の時まで私の名刺を大切に持っていてくれた彼への思いを書きました。

 税理士に確認しましたが、相続税は基礎控除額があり、次の算式で得られる金額です。

 5000万円+(1000万円×相続人の数)=X

 今回の相続人が3人ですから基礎控除額は8000万円になります。今回の相続財産はそれを遥かに下回りますので、申告は不要です。また、来年の確定申告時にするものも特にありません。

 11月下旬に、引き渡す書類をすべてまとめて遺族を訪問しました。妻に説明を始めましたが中学3年、小学5年の子供たちも同席しました。子供たちには難しい内容だけど大丈夫かなと思いましたが、大切なことだからお前たちも聞け、と妻はあえて子供を離席させません。私も中身をやさしく話したので子供達も割と理解したようです。登記済証(権利書)は前の分と合わせて特に大切に保管すること、そう言うと子供たちがそれをしまうファイルを早速持ってきました。残された家族全員でこの家を守ろうという意識が一つになっていきました。

 すべてを終えて別れを告げ車を走り出しましたが、見えなくなるまで3人は手を振り続けていてくれました。この家族がとりあえず今年の冬は道塗に飢凍することなく過ごせるであろう安堵感と、これから幸あれと念じながら星が見え始めた夕空を見上げ、その先に彼の顔を思い浮かべて帰途についたのでした。

 これで相続の顛末を一応書き終えました。報告書ではないので、途中の経過でしなければならない法律手続などを書き飛ばした箇所が多々ございます。本拙文をお読みいただいた方々が、そのあらましをわかっていただければよろしかろうと思います。

 さて、本件は何回の連載になったでしょう。これで終了いたしますが、次のネタは何がいいか。

「あなたが存在した証拠たる戸籍がこの世からいつか捨てられる時がある!」
について書きましょうね。ではまたお会いしましょう。





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最終更新日  2009年12月21日 18時54分30秒
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