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マックの文弊録

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2005.10.25
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カテゴリ:小言こうべえ
◇火曜日:旧暦九月二十三日 壬午、下弦、伊賀上野天神祭
沢桔梗
うもこのところ中々ブログを書けなくなってしまった。「始めた事は続ける!」というのは、常々部下に言っていることだ。だから、張本人がそれに反する状況になると大いに拙い。何となくコソコソした気分になってしまうのが、甚だ面白くない。面白くないけれど、如何せん待った無しの仕事が山積していると、不本意だけどブログは後回しになってしまう。
こういうのって良くありませんね。

先頃も都内である区の区議会議員をやっている同期の友人(女性)から、「決算委員会の審議のための準備で、一夜漬けの連続。もうこんな生活いやっ!」と、悲鳴に似たメールを戴いた。
一方で、既に趣味三昧に生きておられる、やはり同期の友人もいらっしゃる。不公平だ!
不公平だと思うけれど、これも天の配剤。過去に楽をしすぎたツケが今頃になって回ってきているのかもしれない。或は、これも塞翁が馬。禍福はあざなえる縄の如し。いずれうんと楽しいめぐり合わせがやって来るのかもしれないじゃないか。
まぁ、文句をいっても始まらないから、出来る事を順に一つ一つ潰していこうとは思っている。
ブログも精一杯マメに書き込むようにしますので、見放さないで下さいね。

十三日(日曜日)は二十四気の「霜降」であった。文字通り霜降の頃になると、所によっては里でも朝夕に白いものを見るようになる。富士も初冠雪の報を聞いたし、日光や那須でも周辺の山の頂には雪を観たそうだ。
全く時の経つのは早い。殊更今年はそう思う。

面白いもので、ミクロ的には時の経つのはむしろ遅いのだ。「えっ?未だ火曜日かい?も今週の週末に近いくらいな気がするよ。」ということが良くある。

ところが、一方でマクロ的には時間の経つのが随分早く感じられる。
「えっ?未だ×曜日かい?」という時間を拝つくばるように重ねていって、ふっと気が付いて背を伸ばして深呼吸すると、「えっ?もうこんなに寒くなってしまったんだ。ついこの間まで汗を滂沱と流して、暑い暑いと云ってたのにねぇ!」となるのである。

人間の時間とは左様に相対的且つ主観的である。

クロ的多忙な時間を過ごして、通勤電車に揺られて帰る道すがら、車内の吊広告に目が止まった。
これは都内の主要ターミナルの一つから僕の住む駅へ通じている私鉄線の会社自身の広告だ。題して「進んでいます!駅のバリアフリー化。」まことに高々と誇らしげである。
そして、右肩上がりのグラフが描いてあって、左から順に;
2000年 バリアフリー法施行 20%(これはバリアフリー化率のことだ)
2005年 70%
2007年 90%
2010年 100%
とグラフ上に書き込んである。

フム・・・・待てよ、しかし、これは自慢できる事かい?
要するに、法律が出来た時には80%という膨大な部分が何ぁーんにも手付かずになっていたのだ。それから5年も経った今年ですら、未だ30%もの遣り残しがあるって云うのだろう?やっと2010年になって、2000年の基準でのバリアフリー化の目標が達成できるという。それは自慢かい?

元来法律が時代を先取りした事など金輪際無い。法律の本質を考えれば、それは当然のことだ。何もしないで野放しにしておくと混乱が生じてどうにもならないから、法律を作って規制なり強制なりするわけだ。そうでしょう?
年寄りや身体障害者は法律施行以前にも居たのは当たり前だし、駅の階段や段差、表示の不備などに難渋していたわけだ。
それをこれ以上放置しておくと大変な事になるし、民間の随意に任せておいては一向に何も改善されないから、法律として制定したわけだし、且つしかるべき準備期間を置いて施行したんだろう。
そうしたら、バリアフリー法施行時の実施率が100%ならともかく、20%なんてのは威張れた数字じゃないだろうに!

それとも、この広告「最初はいい加減に考えて高をくくっていましたが、途中で反省して一生懸命頑張っています。だから許してください。」という主旨の謝罪広告なんだろうか?
それなら、分かるし、却って素直で面白いなぁと思えるのだが。





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最終更新日  2005.10.28 11:37:41
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