マフラー詰め替え
FTRの排気音が大きくなってきて、ついにもう限界かな?と思える音量になってきたので、中身のグラスウールを詰め替えることにしました。前回の詰め替えからおよそ2千kmです。期待していた距離よりはずいぶん短いことになってしまいました。材料をケチったのが敗因と思われます。何はともあれ、サイレンサーをバイクから外してリベットをドリルでつぶして分解してみました。・・・びっくりです。消音材は跡形もありませんでした。ワイヤーだけが空しく残っています。中心のパンチングパイプの周りにグラスファイバーのシート、その周りにきついほどにロックウールを巻いていたはずなのですが、きれいさっぱりなくなっていました。これなら煩いはずです。耐熱600℃くらいでは話にならなかったようです。というわけで、前回残った材料はあきらめて、より耐熱の高い材料を買ってきました。グラスウールは、ホームセンターカー用品売り場にあった耐熱1,000℃の消音保温用材料。飛散防止には今度は#40のステンレスメッシュとしました。ともにちょうど2回分に相当します。まずは、ステンレスメッシュを巻きつけます。これをステンレスワイヤーで広がらないように固定してから、グラスウールを巻きつけます。厚さは10mmほどなので、幅をサイレンサーの長さに合わせて裁断しました。写真は、一巻巻き付けた後ワイヤーで抑えて、さらに一層巻いたところです。最後にこれの固定のためにもう1回ワイヤーで巻いて、筒に打ち込み、リベットを打ち直しました。両端には液体パッキンをつけてシールしました。これを車体に組み戻して完成です。エンジンをかけると、いい感じに消音された音に戻っていました。これで朝晩、あまり遠慮をせずにエンジンをかけることができます。でも作業の途中に問題を見つけてしまいました。サイレンサーステーの根元にクラックが入っています。さすがにもう8年になると限界なのでしょうか。でも走行距離でいえばまだ1万6千kmです。まだまだがんばってほしいもんです。ついでの問題(失敗?)はこれです。車を動かしている最中に、トレイを踏んでしまいました。結構硬いもんですね。何とか板金で形を戻して使うことにしました。