点検整備の続きとトラブル
インテグラの12ヶ月点検時、毎年依頼しているトランスミッションオイル交換を依頼し忘れてしまいました。トランスミッションオイルは買い置きがあるので自分で交換することにしました。また、点検整備時に、クラッチマスターシリンダーのオイル漏れを指摘されました。交換を依頼することも出来たのですが、一度自分でオーバーホールしていることもあり、こちらも自分で交換することに決めました。上記2件を同時作業するのに、水平出しをすることにして、4輪をタイヤに載せて作業をする作戦で行くことにしました。ところが手順を間違って、車を台から落としてしまいました。涙です。残念ながらまず行うのは損害の確認です。まずはフロントバンパーが台の上に落ちたので、取り付けクリップの取り付け点が割れてしまいました。これはもうクリップを付け直しているので、割れたところが見えていません。そして、リヤ側のウマが倒れてその上に車が落ち、左右のサイドフレームを若干凹ましてしまいました。これが右側、凹んでいるのは影の中のフレーム下面です。これが左側。そしてトランク下面。赤線で囲んだ部分をジャッキアダプターで突き上げてしまったので、スペアタイヤが上に持ち上がってしまいました。これはウェスを当てて内側から地味にハンマーで叩いて大体戻しました。この写真は修整後です。まあ致命的なことはなかったようなので、改めて車の水平を出して持ち上げてトランスミッションオイル交換です。上の注入ボルトと下のドレインボルトを順にはずして、オイルを抜き取ります。十分にオイルを出したらドレインボルトを締めてオイルを上から注入します。ここでドレインボルトを交換してみました。ドレインボルトを、一番左に置いてある磁石付きに変えてみます。もっともこのトランスミッションは中に鉄粉吸着用の磁石が付いているので影響はないかもしれませんが、気分の問題ですね。注入は、ホームセンターで漏斗とチューブを買ってきて道具を作りました。注入オイルはホンダ純正品です。ホンダのトランスミッションには純正オイルが一番良いと信じています。まず規定の2.2リットルを入れましたが注入口からこぼれませんでした。それでこぼすのを前提に200ccを追加注入です。しっかりこぼれたので、出なくなってからボルトを締めてこちらは終了です。2.3Lほど入ったことになるのでしょうか。ワッシャーはちゃんと新品に換えておきました。一息ついて、次はクラッチマスターシリンダー交換です。運転席から「イナバウアー」の体勢で取り出します。その前にエンジンルーム側の接続をはずしておきましょう。手前が新品です。ロッドの長さを出来るだけ同じに合わせてから組み付けます。リザーブタンクからオイルを抜く時に気が付きましたが、オイルの色が真っ黒になっていました。どうもモリブデングリスが混ざっているようです。推定原因は、マスターシリンダーのロッドの奥に追加したモリブデングリスがそこのオイルシールを攻撃してシール性能を落とし、漏れを起こす共にグリスが混じったと思われます。新品はシリコングリスらしきものが塗布されています。リザーブタンクを良く洗浄してから新しいオイルを注入してエア抜きを行って完了です。作業状態を記録しておきましょう。タイヤの下に入れるプレートで調整し、水準器で水平を合わせてみました。その後ざっと試乗して概ねクラッチ位置が合っているのを確認しました。でももう少しあとで修正しておくことにします。走行距離の記録です。もうすぐ目指せ20万kmですね。