2014/04/01(火)08:50
檜山の自然(四季のうつろい:プロローグ)vol.1
檜山振興局環境生活課いきものがかりです。この4月から1年間檜山の自然を四季のうつろいとともに様々な角度から紹介していきたいと思います
昨年は1年間を通じて、さまざまな自然のうつろいを見てきましたが、見逃したものもたくさんありました。今回はそのプロローグとして、昨年印象に残ったものを紹介します檜山振興局が江差町にある関係から、当方の自然を観察する場所もここを中心に行われました。特に鴎島(かもめじま)に通っては、野鳥を観察して来ました 鴎島のハヤブサ 昨年は、ペアが鴎島に巣を作り、2羽の子どもを育て、1羽が無事巣立ちました。夏の主食はアオバト、冬は小型のカモやカモメ、ヒヨドリがよく追いかけられていました。今年も、巣の準備に入っているようです。
開陽丸のマストに止まるハヤブサ
同じく開陽丸のマストに止まるハヤブサ
獲物を狙っているハヤブサ 鴎島の海と光
鴎島は夕日が絶景ですが、あまのじゃくな私は、朝日や昼の光のショーを楽しんでいました。また、蜃気楼がよく見える場所でもあり、奥尻島は水平線からよく浮かんで見えることがあります。
虹の向こうに渡島大島を望む
奥尻島方向を望む
かもめ島から見た朝焼け。左側の丘の上には風力発電機が並ぶ。 鴎島の渡り鳥
鴎島は、日本海に突き出た半島状の島でかつては、陸から離れた一つの島でした。島は緑地としては山側から町を挟んで相当離れた距離にあり、海を通じて北上する渡り鳥の格好の休憩場所となっています。これから春の季節、珍鳥マニアを引きつける舳倉島、飛島、粟島などの孤島に負けず劣らず、手軽に珍鳥を見られる場所なのではと期待しています。
ウミネコ
オオワシ
ノスリ 今後は、檜山管内の7町の自然についても、四季を通じ紹介していきたいと考えています。また、野鳥に限らず、野草、昆虫、魚など様々な生き物の生業(なりわい)や自然が織りなす風景の妙をお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに
観光地だけでなく、北海道の中でも知床、大雪、日高に負けない自然いっぱいの檜山へお越しください