北海道庁のブログ「超!!旬ほっかいどう」

2014/08/21(木)15:38

天塩川vol.282 天塩川の主(ぬし)って?

天塩川(テッシ・オ・ペッ)Communication(350)

上川総合振興局地域政策課 てっし通信員のリキヤです みなさん、こんにちは、天塩町のマスコット「てしお仮面」です!   あれ?本物だ。てっしーは夏休みか?みなさん、天塩川の主(ぬし)といえば、何をイメージしますか?「しじみ?」確かに有名ですが、「オジロワシ?」確かに主っぽいですよね!でも天塩川の水の中にいるもので主がいるんです!それは、幻(まぼろし)の魚と呼ばれる「イトウ」なんです!体長は1メートル以上にもなる日本の淡水魚で一番大きい魚です。イトウは、漢字で書くと「魚鬼」魚へんに鬼です。 その名のごとく獰猛(どうもう)でヘビなんかも食べます。 かつて、アイヌの昔話の中では、鹿を丸呑みしたイトウがいたという言い伝えがあるくらいです。 ところでこのイトウですが、今から半世紀以上前には、北海道のほとんどの川に住んでいたのですが、 現在では、ごく僅かな川にしかおらず、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されています。 その中でも、天塩川はイトウが一番多く住んでいる川とされています。イトウは、生まれてから、生涯を終えるまで時期や年代ごとに川の中で(時には海)の多様な生活場所を必要とすることから、イトウが生き残っている川というのは、それだけ豊かな河川環境が残っているという証なのです。そこで今回、こんな天塩川のイトウと河川環境について考えるシンポジウムを天塩町で10月11日に開催いたします。当日は同時開催でイトウをテーマにした映画「さかなかみ」の特別上映会も行います。この機会に天塩川のイトウや環境について興味関心のある方のご来場をお待ちしております。 •◆   「天塩イトウ・シンポジウム」豊穣なる最北の大河「天塩川」のイトウと環境について考える主催:NPO天塩川を清流にする会日時:平成26年10月11日(土)13:00~15:45場所:天塩町社会福祉会館1階大ホール(入場無料)基調講演:妹尾優二氏(流域生態研究所所長、天塩川魚類生息環境保全に関する専門家会議委員)特別講演:高木知敬氏(稚内病院事業管理者、釣り師)パネルディスカッション「これからの天塩川とイトウについて考える」   同時開催:映画「さかなかみ」特別上映会16:00~(有料:前売1,000円、当日1,200円)•◆       「天塩イトウ・シンポジウム」の詳細については  https://www.facebook.com/pages/%E5%A4%A9%E5%A1%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0/708295722552805?sk=likes•◆       お問い合わせ 電話:01632-2-1001(代)内244 天塩町役場企画商工課内 担当 天塩町地域おこし協力隊 菅原さん  いたのか~~~~~! ※「テッシ・オ・ペッ」とは?  アイヌ語で「梁(やな)の多い川」という意味で、天塩川の名前の由来と言われています。 天塩川(テッシ・オ・ペッ)周辺地域のPR映像は、こちらで視聴できます。  この地域の彩りに富む四季折々の自然や、地域の特色を生かした人々の取組や暮らしぶりなどを、是非ご覧ください。 http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=CKbrRCBPXqs 天塩川王国の情報が満載のホームページ「てっし散歩」もご覧ください。 http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/tesshi_sanpo/index.html  ~ 大河と共に 北へ向かえ ~   

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る