2014/12/17(水)17:37
12月23日にやってくるのは、トナカイじゃなくて・・・
みなさまコンニチハ。根室振興局地域政策課の「サカイたま」です 知床世界自然遺産をはじめ豊かな自然あふれる根室管内は、酪農と漁業が盛んな地域です。 管内の生乳生産は全国の約1割、漁業生産は北海道の約2割を占めています。 そんな「食の宝庫ねむろ」に入り込んだ迷い猫「サカイたま」が旬の食材を通して「ねむろの魅力」をお伝えします。 さて、第8回目となる今回は「エゾシカ肉」です エゾシカは一時、絶滅寸前となりましたが、ここ30年ほどで全道的にエゾシカの数が急増し、推定頭数は道内で65万頭、北海道東部では25万頭といわれています(H22時点)。増えすぎたことで、希少植物や農産物への被害、自動車との衝突事故という被害も報告されています。根室管内でも、よく道路に飛び出してきます・・・
エゾシカは昔からアイヌの人々に親しまれてきた、貴重な食料です。特に最近は、野生動物の肉は「ジビエ」として珍重され、ちょっとしたブームになっていますよね。 エゾシカ肉は「森の幸」とも言える大切な食材です。おいしくいただくことで、北海道の自然環境を守りましょう!! ということで、これから料理していきますが・・・ エゾシカ肉は鉄分豊富(牛のレバーより多い!!)でカロリー抑えめなので普段の食事に取り入れるだけで脂質とカロリーを抑えることができる嬉しい食材なのです。 これからの年末年始は、ついつい高カロリーなものを食べ過ぎてしまいますが・・・(=xェx=) 今年はエゾシカ肉をメニューに取り入れて、おいしくヘルシーな食事にしてみませんか? 今回はエゾシカ肉を初めて料理するのにピッタリの「エゾシカ肉シチュー」を作りたいと思います!!寒い時期にピッタリです <材料>・エゾシカ肉(モモ肉)(中標津町産!!) 300g↑今年から管内の一部のスーパーで販売されはじめました。意外と安かったです!!・タマネギ 1個・ニンジン 1/2個・セロリ 1本・ニンニク(すりおろし) 1片 ・塩コショウ 少々・小麦粉 適量・オリーブオイル 大さじ3・トマト缶 1/2缶・ニンニク(みじん切り) 1片 【ルー】・赤ワイン 1カップ・水 1カップ・ローリエ 2枚・コンソメ 小さじ2 ・ローズマリー 適量・トマトケチャップ 大さじ2・中濃ソース 大さじ2・ブラックペッパー 少々・クレイジーソルト 少々<作り方>1.シカ肉にフォークで穴を空けて(ザクザクと刺してください)、塩コショウとすりおろしたニンニク、しょうがをすり込む。2.キッチンペーパーに1を包んで、冷蔵庫で30分ほど寝かせる。 →これで血抜きをします!!3.タマネギ、ニンジン、セロリ、ニンニクをみじん切りにする。 →香味野菜は刻むと香りが増すそうです。4.お肉を大きめに切り、小麦粉をまぶす。 →ビニール袋に小麦粉を入れてまぶしてもOK5.オリーブオイルを熱したフライパンに、4を入れて軽く焦げ目が付くまで焼く。 →強火で一気に片面ずつ焼いてください。後で煮込むので、中まで火が通ってなくても大丈夫です。 焼けたら一度お皿に取り出す。6.ルーを作ります。鍋に赤ワイン、コンソメ、水、ローリエ、ローズマリーを入れて火にかけ、5を入れて煮込む。灰汁はとる。7.5で使用したフライパンにオリーブオイルを足して、みじん切りしたニンニクを入れて火にかける。香りが出てきたら、3の野菜を炒める。火が通ったら6に入れて1時間~2時間ほど弱火でじっくり煮込む。8.ここで、ルーをザル等でこすとなめらかになると思うのですが、今回はこのままで・・・ 十分に火が通ったら器に盛りつけて、生クリームをかける。(今回は生クリームがなかったのでコーヒー に入れるミルクをかけました。)※十分に温めていただきます!!気になるお味は・・・シカ肉の臭みは全く気にならず、しかもとても柔らかく仕上がっていました また、牛肉よりコクは劣るものの、脂がちょうどよく乗っているので、いくらでも食べられちゃいそうでした!!d(=^・ω・^=)b ※ちなみに同僚に試食してもらったところ、本当にシカ肉?と疑われました(=^. .^=) シカ肉の下処理やルーも思ったより簡単にできたので「シカ肉は扱いづらそう・・・」と敬遠していた方にはぜひチャレンジしてほしい1品です 道では、毎月第4火曜日を「シカの日」と定めて様々なPR実行活動を行っています。 今月の第4火曜日は12月23日(祝)です。クリスマスよりちょっと前ですが、エゾシカ肉のシチューでちょっとおしゃれなディナーを味わってみるのはいかがですか? ・根室地域の旬の情報をお届けするブログ「E北海道ねむろのくにブログ」はこちら↓・根室の・過去の記事をまとめた「ねむろアーカイブ」はこちら↓