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2019.06.19
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カテゴリ:国際交流
​​​こんにちは。
総合政策部政策局総合教育推進室です。

若者の海外留学を官民挙げて支援する

​​​​​「ほっかいどう未来チャレンジ基金」​​​​​

により留学中の梅村さん(SportsLifeDesingIwamizawa)から、5月の活動の様子が届きました。

梅村さんは、子どもが楽しみながら運動能力を伸ばせるボール運動指導プログラム「バルシューレ」を学びに、ドイツのハイデルベルク大学に留学しています。

ほっかいどう未来チャレンジ基金HP
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sky/mirai-jinzai.htm
ほっかいどう未来チャレンジ基金Facebook
https://www.facebook.com/mirachalle/

 ドイツでの滞在も1ヶ月を切りました。5月は、多くの人の力を借りながら、地域の活動や、ドイツの教育のことを知る上でも大変密度の濃い1ヶ月となりました。

 今月の活動の中で気になったバルシューレのメニューについて報告します。対象は小学校1、2年生で、指導を担当していた方は10年ほどバルシューレやサッカーの指導をしている方です。対象の子どもは6人で、彼らは既に2年ほどサッカーを主にしたサッカー・バルシューレという、バルシューレ・ハイデルベルクの活動に参加しています。

 その日のメニューの1つに、ドリブルでボールを運んで4つあるゴールのどれかにシュートをするというものがありました。ただし、ゴールには4つのバラバラの色のコーンが立ててあり、指導者は子どもがドリブルを終えた段階で、4つのうちのどれかの色を言います。その色と同じ色のコーンが立っているゴールにシュートをするというルールです。


 最初はドリブルを終えた段階で子どもたちが、どの色のゴールがどこに位置しているのか把握できていないため、探す時間が生じてしまいますが、慣れてくると、色を言われてからシュートするまでが徐々に早くなっていきます。指導者は次に口で言うのではなく、その色のゼッケンを上にあげます。耳で聞いた情報ではなく、目で見た情報とその色のゴールを認知して、出来るだけ早くシュートをします。

 このメニューではドリブルやシュートの正確性のプレッシャーと、出来るだけ早くシュートを打つ時間のプレッシャーが子どもたちにかかり、尚且つ認知して判断するという過程が追加されています。彼は中学生のサッカーチームの指導者もしていますが、通常のシュート練習でも、青のゼッケンをあげたら、右のゲートを通過してからシュート、黄色のゼッケンをあげたら、左のゲートを通過してからシュートなど、ドリブルをしながら、認知、判断が伴うメニューを子どもたちに提供しています。似ているメニューを多くのバルシューレの指導者も行っていて、チームでトランプの同じ数を集めるゲームや、UNOを使って同じ色を集めてくるなど、認知能力を養うメニューが組み込まれています。


 また、今月はドイツに20年近く住み、サッカーの指導をスポーツクラブでされている中野吉之伴さん(ドイツサッカー連盟公認A級ライセンスを保有し、ドイツでサッカーの指導者として活躍中)とお会いする機会をいただき、中野さんが指導するクラブを見学させてもらうことができました。ドイツのスポーツクラブというものがどのように地域に根付いているのか、またドイツでどのように指導者として勉強されてきたかなど、大変貴重な話を聞くことができました。


 現在は、フライブルガーFCというクラブのU-16のカテゴリーと、SVホッホドルフのU-8のカテゴリーを指導しています。メニューに関しては常に選手が次のことを予測して動かなければいけないもの、ボールが来る前に身体だけでなく、次はどのような選択肢がその場面ではあるのかを考えながらプレーする必要があるものを用意していました。


 また、そのクラブの別の指導者のメニューでは、色を使って瞬時に判断をして決断をしなければいけないような認知能力を求めるトレーニングを行なっている指導者もいました。ドイツのサッカートレーニングの雑誌の中では、近年ほとんど毎号で認知能力についての話題が出されており、中野さんは「最近ドイツでは多くの指導者が、認知、判断、決断、実行の能力を養うようなメニューを扱っており、年代に合わせてその難易度を調整している」と言っていました。

 日本の指導者の中では、未だ認知や判断、決断のトレーニングをする人が少ないと感じているということも言っていました。ドイツではそのような知見は5、6年ほど前から指導現場でも取り入れられ、今では育成に関わる多くの指導者、トップアスリートを育てる指導者もトレーニングメニューに導入しているようです。

 北海道教育大学岩見沢校では、現在ボール運動と子どもの認知能力というテーマで研究が進められています。北海道の子どもたちにスポーツを指導していく場面においても、このような認知、判断、決断、実行の能力は、子どもたちのボールを扱う技術、ボールゲームにおける戦術や体のコーディネーションと同じように重要なものです。帰国後、その知見を生かしたメニューを子どもたちに提供していきたいと思っています。

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最終更新日  2019.06.19 09:49:04


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